私の大親友カトリン(ここでカトリンと私の出会いや、いままでの思い出、その他書き出すときりがないので、また少しずつ綴っていきたいと思います)のDiplomkonzert(卒業試験コンサート)を聴きに朝8時のICEに乗ってベルリンから7時間かけてミュンヘンへ。
3時半ごろカトリン&ステファン(=弁護士の卵、カトリンのオット)宅に到着。緊張の面持ちのカトリン。コンサートは6時からなので、カトリンのお化粧を手伝ったり、髪をセットしたり、コンサートの1曲目を歌いたいというのでピアノ伴奏を弾いてみたり・・・・・。
あっという間に5時半。カトリンのご両親が車でお迎え。急いでミュンヘン音大に移動。
私はビデオ撮影とMD録音を頼まれていたので早速音大のホールでセッティング。ふと、カトリンのカバンを見るとカバンの中に飲み物が・・・・。「ありゃ、楽屋に飲み物持って行ってないじゃないか~~」慌てて、ステファンに渡して届けてもらった。
そしてもう6時、開演時間。審査員の先生方もそろって、ビデオも録音もON。
突然、なぜだか私がものすごく緊張しだして、カトリンが舞台に出てきた時には心臓がバクバク!カトリンは落ち着いた面持ちで歌いだしたが、私はどんどん緊張して、汗。
歌詞のわかる曲はカトリンと一緒に歌って(勿論口パクで声は出してないけれど)、まるでカトリンのお母さんというかステージママのような感じで、彼女の舞台を見守っていた。
なのでお客として聴けなかったというか、じっくり聴く余裕がなかった・・・・。
が、私がこんなに緊張してしまっていたにもかかわらず、歌っている本人は落ち着いてじっくり聴かせて立派なものでした。
無事最後のアリアまで歌いきって45分間のコンサート終了。
このコンサートは卒業試験の半分だそうで、残りの半分はまた10日後にレパートリー試験として行われるらしく、ミュンヘンの音大とワイマールの音大とではシステムが少し違うようです。
私がワイマールの音大で2月にやったDiplomkonzert(卒業試験コンサート)は、歌曲12曲アリア6曲を一晩のコンサートで歌うという体力勝負の試験でした(笑)。
そのあと、みんなでイタリアンレストランで打ち上げ。
色々食べて飲んでいっぱいおしゃべりして、いやぁバイエルン人パワーはすごいです(笑)。
そこでカトリンの伴奏を弾いたピアニスト=ニコライの同門でミュンヘン音大で勉強されている日本人3人とも知り合いになりました。
その後、カトリン&ステファン宅に帰り、更に2時くらいまで飲んでしゃべって、寝たのは夜中の3時くらい。
しかし、次の朝8時半に起きて10時の電車で今度はミュンヘンからワイマールへレッスンに向かったさちこであった・・・・・・。
写真:一番右がカトリン
