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ソプラノ 川島幸子

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2005/06/30//Thu * 21:50
変な天気!寒すぎる!!!

朝9時45分(汗)から指揮者のコレペティ先生のレッスンだったので、その為に7時前に起床。ねむい~~~。
9時45分からのレッスンの後、すぐに指揮科の指揮者のレッスンへ直行。来週の金曜日にオケと歌うZerbinettaとGildaのアリアを振る指揮者との最終レッスン。
そのあとまた別の校舎(声楽科)へ移動し、歌のレッスンで昨日の続きをやって今週のワイマールでのレッスン終了。
バスで町におりて、最近お気に入りの鶏肉屋さんでランチ。が、しかし時間が3時を過ぎていたのでランチメニュはなく〈涙)しょうがないのでそこのスープとパンとサラダを食べました。でもおいしかったのでOKです。

夜は来週の金曜に指揮をする指揮科のお友達とご飯を食べ、色々お話しました。
明日はまたワイマールからGothaに移動なので、ワイマールのお世話になってるお宅へ帰り、今日も一泊させてもらって、明日の午前中電車でGothaで向かいます。

さぁ、明日はオペラ。さっさと寝よう


2005/06/29//Wed * 21:52
コンタクトレンズ

朝10時のICEでベルリンからワイマールへ。

今使っているコンタクトレンズは1年レンズなのですが、そろそろ1年が過ぎたので買い替え時期だと思い、ワイマールの眼鏡屋さんに行きました。このワイマールの眼鏡屋さんでコンタクトレンズを買うとベルリンで同じ商品を買うよりも値段がかなり安いのでわざわざこのお店で買うようにしています。
目の検査をしてもらって色々話した結果、1年レンズより2週間レンズの方が清潔で一日に長時間使用できるうえ、値段も1年レンズとあまり変わらないということで、一週間お試しで2週間レンズを使ってみることに。
2週間レンズをつけた瞬間、全然コンタクトレンズをつけたって感覚がなくて、「お、こりゃすごくいいかも!」と、すっかり気に入ってしまいました。

そのあと声楽科の校舎に向かい、コレペティの先生のところで月曜日に歌うスカルラッティのアリアをやって、そのあとすぐ歌のレッスンで、来週の金曜日にイェナフィルと歌うZerbinettaのアリアとGildaのレッスンを受けました。Zerbinettaは長いので、最後までいかなかったので明日またもう一度続きをレッスンということで、今日のレッスンは終わり、ワイマールでお世話になっているお宅に直帰。夕食後すぐに寝ました。


写真:お世話になっているお宅のネコ。読書中・・・・
2005 06.29



2005/06/27//Mon * 21:54
目がまわる~~~

6月27日(月)

昨日Gothaから帰ってきてひとやすみする暇もなく今日は別の曲の合わせがあったので、夕方ベルリン・ハンス・アイスラー音大に行きました。

来週の月曜日にはこの日合わせをした曲(スカルラッティのソプラノとトランペットのアリア)の本番、今週はまた水曜日・木曜日にはワイマールで歌のレッスン&指揮者合わせ+レッスン、金曜日・土曜日は再びGothaでオペラの公演・・・・。
先週は、毎日オケとの舞台稽古→G・P→初日→公演 と続いたうえ、ペンション暮らしと外食の日々、電車での移動など、体力的にも疲れていたし、声も1日くらいは休ませたかったのですがそうもいってられず・・・。まぁでも自分で決めたスケジュールなのでやるしかないです。


6月28日(火)

今日は一日絶対歌わない、電話しない、声を休める日と決めてお休みDayにしました。
夜は夕食後、市民プールに行って1200mほど泳いできました。やっぱり久々の水泳は気持ちがよかった!!
いつも水泳に行くまではめんどうだなぁって思うのですが、泳いだ後の爽快感は最高で、体もリラックスします。
これでまた、明日からがんばるぞ~。




2005/06/25//Sat * 20:24
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (7)

6月25日(土)

実は昨日、夫婦そろってモーツァルトな日だったのです。私はGothaでモーツァルトのオペラの初日、オットはベルリンでモーツァルトのピアノ協奏曲第21番をベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)と共演していました。
お互いの演奏会があるときは必ず聴きに行くのですが今回は同じ日にお互い違う場所で本番、ということで残念ながらオットの演奏を生で聴く事は出来ませんでしたが、録音を聴かせてもらいました。
オットは私のオペラの公演を観るために今日ベルリンから電車で来てくれました。

午前中は昨日までの疲れがでてかなりダウン、お昼までベットで寝てテレビを観ていました。
毎日欠かさず観ているドラマ“Verliebt in Berlin”を今週は観れなかったので、このドラマの一週間分の再放送を土曜日にやっているので観ました。
ドラマが終わったころに、オットが到着。二人で昼食に出かけました。

少し散歩して、ペンションに戻り夜の公演まで体力温存のため、部屋でぼ~っと過ごし、昨日と同じ時間に劇場に入り、いつものようにメイク→衣装→声だし→開演時間 となりました。

今日はオットが観に来ているって思うと少し緊張しましたが(オットは私の歌や音楽に対してきびし~ので)、よく頑張ったと思います(自画自賛)。オットも楽しんでくれたようで。
まぁでももちろんダメだしももらいました、オットから(汗)。こうやって本当のことを言ってくれるのは身内であるオットだけだし、唯一信頼できるアドバイスであり、確かな耳を持ったオットの意見は貴重だし、的確です。ありがたいことです。

公演後、共演者のみんなにオットを紹介し、今日もお城のお庭レストランで遅い夕食をとり、ペンションに帰りました。さすがに2公演連続は疲れましたぁ。


6月26日(日)

朝、ペンションの朝食をとり、荷物をまとめて電車の時間までオットとGothaの町をすこし観光し、12時の電車でベルリンに帰りました。

夕方に帰宅。あぁ~~家が一番!!

2005 06 25
写真:Gothaの市役所前にて。Ekhofフェスティバルの旗が立っていました。


2005/06/24//Fri * 20:27
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (6)

なんだかあっという間にPremiere(初日)を迎えました。

昨日のG・Pは19時開演でしたが、今日からの公演は20時開演なので昨日より1時間遅く、劇場に入りメイク室へ。

劇場では初日に出演者、演出家、指揮者、舞台美術家、衣装さんなどスタッフ、みんながそれぞれに“初日おめでとう&頑張ろう”の意味を込めて小さなプレゼントを贈ります。
私がみんなに送ったプレゼントは私が演じている役=マダム・ヘルツのヘルツ(=心、ハート)をかけて、赤いハート型のボディソープにメッセージをつけて贈りました。
他の共演者からのプレゼントは、お花やチョコレート、絵葉書、キーホルダー、面白かったのがメイクさんのマヌが出演者一人一人の写真をG・Pのときに撮っていて、それを絵葉書にしてくれていて出演者の控え室の机の上に席順においてあったり、みんな様々なプレゼントを用意して交換しました。こういったことは、初日の楽しみでもあります。

また、開演直前にはみんなお互いに公演が上手くいくように“TOI TOI TOI”とおまじない(?)をかけあいます。

初日のプレゼント交換、メイクや衣装、声だし、などしているうちにあっという間に開演時間。
自分の出る位置にスタンバイし、心地よい緊張感と共に、役になりきり、音楽を感じて、でも熱くなりすぎないように、冷静さも忘れないように、緊張しないおまじないをして、いざ舞台へ。
ぶるぶるっと足元から不思議な力が湧いてくる瞬間です。

共演者達もいつもより緊張感が漂っていて、汗も飛び散り、熱気むんむんの舞台。
たまに違う台詞が聞こえて来たり(笑)、冷や汗なこともありましたが、どんどん舞台は進んでいき、あっという間にカーテンコール。拍手喝采。一番幸せな瞬間です。
「音楽をやってきてよかったなぁ。オペラに出演できて幸せだなぁ。」って思う瞬間でもあります。これまでの苦労や頑張ってきた事がこの拍手をいただけるこの瞬間に報われるというか、この拍手があるから頑張れるというか、とにかく幸せな瞬間なのです。

公演後、お城の庭レストランで打ち上げパーティー。
みんな満足顔! 遅くまでお祝いしました。
しかし、明日も公演があるのです・・・・・。(汗)

2005 06 24
写真:共演者と共に。前列右からソプラノのアンケ、私、役者のアンドレ、後列右からテノールのディルク、バリトンのクルストフ、役者のギッタ、役者のディルク。



2005/06/23//Thu * 20:28
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (5)

さすがに今日の午前中のお稽古はナシ。しかしこのもてあました時間をどうやって過ごすか?

ここGothaの観光名所といえば、お城。でも毎日お城の中の歌劇場でお稽古をし、明日は初日をむかえるわけで・・・・毎日見ているので観光する必要なし。
ショッピングにでも出かけようか?田舎町なのでショッピングする店もなく・・・。
水泳でも行こうかな?プールが車で30分のところにしかない・・・・。
練習しようかな?いや、夜のG・Pまで声は休めておかねば・・・・・。
電話でもしようかな?声が疲れるだけだからダメ・・・・・。
ネットサーフィンでもしようか?パソコンがつながらない・・・・・。

一体なにをすればいいの????

というわけで、昼食をアンケと食べに行き、そのあとお茶をカフェのテラスで飲んでいたのですが、やっぱり日差しが強くて暑くてすぐに退散。結局ペンションでテレビを観て過ごしました。
とほほ・・・・。

明日の初日公演は20時開演なのですが、今日のG・P(本番どおりの通し稽古)は19時開演。
2時間前に劇場に入ってまずはメイク。メイクさんのマヌに顔中真っ白のファンデーションで塗られ、白いパウダーをパタパタ、そして濃い茶色でアイメイク、まるでパンダ。リキッドアイライナーでくっきりアイラインをひき、ボリュームマスカラで短いまつげをのばし(汗)、眉毛は昨日のH・Pのときに黒い眉墨で棒一本ひかれたって感じでとっても間抜けな眉毛にされてしまったので、今日は「自分で眉毛は描きます。」と宣言し、自分で気に入るように昨日の棒一本眉毛よりは100万倍ましな眉毛を描きました(笑)。
そして仕上げに口の左下に黒いほくろ・・・。出演者全員顔が真っ白メイクで、かならず顔のどこかに黒いほくろを描くのが今回のメイクのポイントらしく・・・・、みんなほくろがあります(笑)、それもでっかい。

そしてここで、ワイマール音大のお友達が今日のG・Pを観に来てくれることになっていたのでメイクが途中の私はそれはそれはすごい顔でお迎えし(驚)、劇場の客席に入ってもらいました。

またメイク室に戻り、まとめた髪に白いストッキングでできた網をかぶせてその上に白髪の帽子のついたカツラをかぶりメイク終了。

衣装も昨日長すぎたドレスの丈も短く直してくれていて、すそをふんずけることもなく動き回れそうです。

そして開演時間。がしかし、大スポンサーの銀行関係者が車の渋滞で到着が15分ほど遅れるとのこと。そしてきっちり15分遅れでスポンサーの方々が劇場の席に着かれ、開演。

今回のオペラはモーツァルトのオペラ2本立てなので、前半は”バスティアンとバスティエンヌ”、後半に”劇場支配人”となっています。
前半のオペラの間に、私は声だしのできる部屋に行き、発声をしたり、歌詞の確認をしたりして自分の出番を待ちました。
お化粧や衣装、発声などしているうちにどんどん時間は過ぎ、あっという間に休憩時間となり、後半の”劇場支配人”が始まりました。舞台裏の自分の出る位置にスタンバイして待つ事20分、私の出番となり、緊張しないおまじない(笑)をして舞台にでました。

舞台に出てしまえば緊張しないおまじないのおかげか(笑)ほとんど緊張する事はなく、その役に入っていけるので、あとは他の共演者の方々とのやりとりでなにか起こっても対処しながらどんどん進んでいくといった感じです。

しかしこの日は暑くて舞台の上も乾燥しているうえにライトでものすごく暑くて、みんなすでに汗だく、私もアリアを歌っている途中でノドがカラカラになりかなりひやひやしましたが、なんとか歌いきり、アリアの後はドイツ語の台詞。私以外は全員ドイツ人でそれも歌手以外に舞台役者さんたちとの共演なので、お芝居もドイツ語の台詞も舞台役者さんたちにとっては本業なのでそれはそれは素晴らしいわけで、私のような初心者で典型的な日本人でそんなベテランの役者さんたちに混ざってドイツ語の台詞でお芝居をするのは歌うことよりも緊張しました。それでもお稽古のときに役者さんたちに演技やドイツ語の発音を教えてもらったりしていたのでその成果を発揮できるよう心がけ、自然に演技できるよう、暑くて汗まみれでしたが頑張ったと思います(笑)。

そして美しいが難しい3重唱、動きもパタパタよく動くので更に汗。そうこうするうち、もうフィナーレ。最後のソロに出てくるF'''もきまり(祝)、無事G・Pが終わりました。

今日のG・Pを観にいらしていたスポンサーや、新聞その他報道関係、初日やその他の公演はすでに売り切れ状態だったのでチケットを買えなかったお客さん達、からもかなり好評で、出演者・指揮者・演奏者・演出家その他みんなで喜びました。
そしてみんなでお城の庭レストランに再び行って遅い夕食をとり、今日の反省点など語り合い、明日の初日に向けてがんばろ~と誓ったのでした(笑)。

ペンションに戻って、疲れていたのかベットでちょっと横になったらそのまま2時間くらい眠ってしまっていて・・・・。起きた時にはもう夜中の2時半。慌ててシャワーをしてコンタクトをはずし、寝ました。

2005 06 23
写真はマダム・ヘルツさちこです(爆)



2005/06/22//Wed * 20:30
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (4)

滞在中のペンションの朝ごはんが9時半までなので、いつも急いでノーメイク(恐)で食べに行くのですが、他のメンバー達もみんな早起きが苦手なようで、結局みんなで一緒にテンション低めでぼ~っとしたまま朝食を食べる羽目になってしまうのです、ノーメイクにもかかわらず・・・。
そして食べ終わったらそのままお稽古へ。

今日の夜は通し稽古(H・P)ですが、午前中の練習もオケと舞台稽古で、夜のH・Pのことを考えて声を温存しつつ、細かい動きや演技をつめていきました。
午前の練習後、ベトナム人が経営する中華料理屋で昼食をとりしっかり米を食べ(笑)、夜のH・Pに備えました。やはり日本人は米を食べないと力が出ませんね~。

そして、H・P。大きな事故もなくなんとか自分の役は果たせました、たぶん(笑)。でも、衣装のドレスの丈が長くて足で踏んでしまったり、床に引っ掛かったり、一部引っ掛かった時にすそが破れたり(汗)、かなり動きにくかったのでメイク・衣装の縫製のマヌに丈を直してもらうことになりました。ハンディーカムで自分の動きや歌を確認するために撮ってみたのですが、やはり丈が長すぎて歩きにくいのがわかる動きになってしまっていました。

H・Pの後、メイクを落としてみんなでFriedenstein城のお庭レストランでご飯を食べ始めたのがすでに夜の10時半、ドイツ人は晩御飯をしっかり食べない人が多く、サラダとかパンとハムで済ませたり、またはビール・ワインだけ飲んでなんにも食べなかったり、特に今回は役者さんたちが多いのですが、彼らは太ってはいけないらしく(いや、私もこれ以上でっかくなってはいけない・・・・すでにドイツサイズだし(大涙)。がんばってもっと泳ごう(誓)!)ほとんど食べません。でもすごいお酒を飲んでタバコを吸うので余計に不健康だと思うのですが・・・・。

疲れ果ててペンションに戻り、ベットに入ったらすでに夜中の1時。速攻で寝ました。

明日は、公開のG・P(本番どおりにやる通しの稽古)です。

2005 06 22
写真はFriedenstein城の一部です。


2005/06/21//Tue * 20:31
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (3)

今日も午前中からオーケストラと舞台稽古。舞台での演技・動きも少し慣れてきました。昼食後、とてもいい天気だったのでアンケとお茶をしました。でも暑すぎて結局すぐにペンションに戻り、お昼寝をして体力回復をはかり(笑)、夜のオケとの舞台稽古に備えました。

夜の稽古で、初めて役者さんたちのお芝居のシーンを全部通して観ました。いやぁ、笑いました。さすが現役の舞台役者さんたち、迫力の演技と素晴らしいドイツ語、観ていて楽しかったです。特にマダム・プファイル役のギッタの吉本新喜劇顔負けの演技に大爆笑でした。

また、普段は寡黙なのにお芝居が始まると別人のトーマス(劇場支配人役)の演技にいつも私は助けられています。細かい表情や動き、言い回しがとても素敵で、私も自然と彼の演技に引っ張られていき、一緒に舞台に出ていると演じやすいと感じます。

「私が一番の歌手よ!!!」と、言い争う私(マダム・ヘルツ)とアンケ(マドモワゼル・ジルバークラング)のシーンもだんだん様になってきました。演じていてかなり楽しいシーンですが、歌うのは高音だしややこしいし、大変なんですけどね。

明日はもう、H・P(衣装とメイクをつけて通し稽古、よほどのことがない限り、とめないで通す)です。木曜日のG・P(本番どおりにやる通しの稽古)は、スポンサー、テレビや新聞の取材、その他関係者を招いているらしく、実質的には初日のようなものになるらしく、明日の通し稽古(H・P)で実際の稽古は終わり、木曜日のG・P、金曜日の初日、土曜日の公演と続きます。
こりゃ毎日大変だぁ~。体力勝負です。しっかり食べねば!!!

2005 06 21
写真は、Ekhof歌劇場の舞台です。ここで歌っています。


2005/06/20//Mon * 20:32
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (2)

朝、7時のICEでベルリンからGothaまで4時間かけて向かいました。

Gothaに着いてすぐにお城の歌劇場に行き、衣装合わせ+メイク、衣装とメイクをつけたまま舞台に出てスポットライトにあたったときの実際の感じを舞台美術&衣装のデザイナーのハリーと共に確認してメイクを直したり衣装の丈など確認しました。今回のメイクは出演者全員白いカツラに真っ白の顔+ほくろというかなり笑えるメイクです。衣装はみんなバロック調の素敵な衣装です。
その後、バリトンのクリストフにピザを買ってきてもらったので急いで食べて午後からはオーケストラと舞台練習。夜はソプラノのアンケと遅めの夕食をとり、ばたんキューで寝ました。


2005 06 20
写真はマダム・ヘルツの衣装です。(+メイクはまた後ほど~)


2005/06/16//Thu * 20:34
オペラ”劇場支配人”(モーツァルト) in Gotha (1)

12日の日曜日から、24日のオペラの初日に向けてGothaで毎日10時からと夕方6時からの1日2回の練習が始まりました。来週の月曜日にはもうオーケストラとの練習が始まり、23日(木)には公開でゲネラル・プローべ。かなり短期間で仕上げるので毎日の練習はかなりハード。私が演じているマダム・ヘルツは、ソプラノの役のなかでもかなり高音(F'''が3度ある)+コロラトゥーラなので、何度も歌わされるとかなり声に負担がかかるので注意して体で歌うように極力気をつけています。更にドイツ語での台詞もあるのです・・・・。

今回私以外は全員ドイツ人。というのも、このオペラは、序曲→お芝居→アリア(マダム・ヘルツ=ソプラノ)→お芝居→アリア(マドモワゼル・ジルバークラング=ソプラノ)→お芝居→3重唱(マダム・ヘルツ+マドモワゼル・ジルバークラング+ムッシュ・フォーゲル・ザング=テノール)→お芝居→4重唱(マダム・ヘルツ+マドモワゼル・ジルバークラング+ムッシュ・フォーゲル・ザング+ブッフォ=バリトン)となっていて、曲と曲の間にお芝居(ドイツ語)が入ります。歌手にももちろん台詞があるので歌+お芝居となりますが、歌以外のお芝居のシーンにオペラ歌手ではなく5人の役者の方々がそのお芝居を演じます。

テレビドラマやコマーシャルに出ている役者さんも中にはいますが、基本的には劇場の舞台でお芝居をする役者さんたちです。皆親切な方ばかりなので、今回ただ一人の外国人で一番若い私に、演技についてやドイツ語の台詞の言いまわし、発音など、色々アドヴァイスをくれるので勉強になります。また彼らの演技や台詞からも学ぶ事が沢山あります。普段もかなり個性的な方々ばかりで、話を聞いているだけでも面白いです。

そしてもう一人のソプラノ、マドモワゼル・ジルバークラング役のアンケ。彼女は18歳でドイツの音大に入学してすぐに歌劇場に就職し、音大に通いながら劇場で専属歌手として歌い、デビューは歌劇場に入ってすぐの18歳のとき、オペラ”魔笛”の夜の女王、その後すぐ、同じく18歳でオペラ”ナクソス島のアリアドネ”の超難役のツェルビネッタを歌ったそうで・・・・・・。これまでに、「ホフマン物語」のオランピア、”椿姫”のヴィオレッタ、”リゴレット”のジルダ・・・・・などコロラトゥーラ・ソプラノのほとんどの役、また他にも様々なソプラノの役を歌ってきた人で、ベルリン・ハンブルグ・ボン・デュッセルドルフ・フランクフルト、またミラノ・スカラ座、フランス・ニースなど、様々な歌劇場で歌ってきたそうです。もちろん、今回私が歌うマダム・ヘルツも何度も歌ったことがあるそうです。今は、歳とともに彼女の声が変わってきて、高音を歌うコロラトゥーラソプラノから、ドラマティックソプラノへの転換期だそうで、レパートリーもがらっと変わってきているそうです。私よりも身長が小柄なのにあの声量はどこから来るのか、本当に不思議です。デビューして20年近い彼女はかなりの貫禄です(笑)。

そんな中、私が出るシーンの稽古はほぼ終わり(ありえないくらい、早い・・・・。かなり心配)、 他の出演者達が他の仕事で稽古に出れないなど色々あって、3日ほど稽古が休みになったので今日ベルリンに帰ってきました。ペンションにずっといるのはやはり息がつまるし、退屈だし、外食ばっかりだし・・・・。家がやっぱり一番です。
オットがベルリンの駅に迎えに来てくれて、その後お気に入りのカフェでお茶しました。ホッと一息。。。。
2005 06 16



2005/06/08//Wed * 21:55
往復6時間

朝6時に起きて7時のICEでワイマールへ。
10時にワイマールに着き、急いで学校の事務所へ行き来学期の手続きをし、そこから別の校舎へ徒歩で移動。これがすごい坂道で・・・・。下りはなんども歩いた事があったのですが、上るのは初めて。
きつかった。

ぜ~ぜ~息を切らして別の校舎に到着。
でもすぐに指揮科の先生のレッスン。7月8日に指揮科の学生の卒業試験があり、その指揮科の学生さんがGildaのアリアとZerbinettaのアリアを振るので歌うことになったのです。

Gildaはオーケストラと歌ったことがありますが、Zerbinettaは初めて。それもプロのオーケストラ(イェナフィルハーモニー管弦楽団)と歌えるので私にとっても、とてもありがたい機会をいただきました。

また偶然にも10月にイェナフィルハーモニー管弦楽団のオペラ・ガラコンサートにも出演する事が決まり、Gildaのアリアと2重唱、ムゼッタのアリアなどを歌わせていただきます。

今日はGildaのアリアからスタート。指揮の先生曰く「この曲は歌うのも難しいけど指揮をするのはもっと難しいのです!」だそうで・・・・。
そのあと、Zerbinettaのアリア。こちらも先生の十八番のオペラとあって学ぶ事がてんこ盛り!!90分間のレッスンもあっという間でした。

残念ながら今週は歌の先生が病気でお休み、レッスンがなくなりワイマールに一泊するする必要がなくなったので午後に歌曲の先生のレッスンを受けて、また電車で3時間ベルリンに帰りました。なんだか今日はずっと電車に乗っていたような???


2005/06/08//Wed * 12:30
オメデタイ×2

今日は嬉しいおめでたいことが2つも!

今日の夜、ベルリンで仲良くさせてもらっている岡田夫妻(ピアニスト&ピアニスト)の長男が産まれました!!!
岡田君からの「産まれそうなんだよ!」の電話で急いでオットと二人で病院に駆けつけました。そして産まれたばかりの超かわいい赤ちゃんとご対面!
さっきまでおなかの中にいたとは思えないくらいハッキリした顔立ちで、さすがピアニストの両親を持つだけあって指がとっても長く、本当にかわいい赤ちゃんです!!!
赤ちゃんの横でお母さんになったきりちゃんから出産の様子などの話を聞きながらも、あまりにもかわいい赤ちゃんから目が離せず・・・・。
これからも頻繁に岡田家にお邪魔させてもらうことになりそうです(笑)。

岡田君、きりちゃん、長男誕生おめでとう!!!

もう一つは、友人のバリトン歌手(在オーストリア)が、ドイツの歌劇場に専属歌手として就職が決まったのです!!!
日本人でこうやって歌劇場の専属歌手になることは大変難しいことで、それをやり遂げた彼はほんとすごいです。尊敬です。
でも彼の実力なら認められて当然だと思うし、本当に素晴らしい歌手なのです!
是非来シーズンの彼の舞台を観にいきたいと思います。

おめでと~~~!!!



2005/06/06//Mon * 21:57

13日から練習が始まるモーツァルトのオペラ”劇場支配人”のマダム・ヘルツをただ今仕込み中・・・。毎日家でキーボード片手に練習中!

が、しかし夜はトランペットの高見君のDiplomkonzert(卒業試験コンサート)で歌う曲の初合わせ。
初めてベルリン音楽大学の新しい校舎へ。その途中、ベルリン国立歌劇場の横の広場にあった不思議な物体を発見。
なんでしょうか、これ??ご存知の方メールください(笑)。

ベルリン・ハンスアイスラー音大の新しい校舎の外観は古い感じなのですが、中に入ったら・・・・。
なんだか目がチカチカする色の壁やエレベーター、練習室がガラスのドアで外から丸見えなので練習中気が散らないのだろうか??など、かなりモダンな校舎にビックリしながら合わせをする部屋(ちょっとした小ホールのようなところ)に移動。
伴奏を弾いてくれるピアニストの先生とご挨拶、で、さっそく3人で合わせ。
6時までずっと家でマダム・ヘルツの練習をしていたので、声が疲れ気味、更に発声もせずいきなり歌いだしてしまったので(早めに行って発声する予定だったのですが、またまた道に迷ってしまったのでした)、「う~~ん、あんまり声が鳴ってないなぁ。」と思いつつ、探りながら歌っていました。
でもだんだん体も温まってきて、高見君の軽やかなトランペットとピアノ(本番はチェンバロ)にあわせて声も落ち着いてきました。

合わせが終わって寄り道せずまっすぐ家へ。
さすがにこの日は歌いすぎたなぁって後悔。

しかし、あと2回の合わせでもう本番ではないか!(ちなみに来週から26日までずっとオペラの練習→初日→公演のため、Gothaのホテル住まいとなるので、HPの更新が出来ません)

初めての曲ですが、なかなか素敵な曲なのでコンサートが楽しみです。


写真:謎の物体 in Berlin
2005 96.06


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