ヴュルツブルグの歌劇場で専属歌手として歌っているバス歌手のアンドレアスから突然電話が!
「今、ベルリンにいるんだ。月曜日までいるから会おう!
で、今日の午後3時ごろ時間ある?実はアバド&ベルリンフィルの演奏会でシューマンの『マンフレード』でバスのソリストとして参加していて、3時からフィルハーモニーでゲネラルプローべがあるから聴きに来ない?でも僕が歌っているパートは殆どないに等しい。本当に少しだけ・・・。それよりも、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターがワーグナーのヴェーゼンドンクを歌うから、絶対聴くべき!すごくいいから!!残念ながらチケットはとっくに完売で僕もチケットを持ってないんだよ。じゃぁ、ホールの守衛さんがいるところで3時に待ってるよ。」
アンドレアスがまだワイマール音大の大学院で勉強していたときに、音大のオーケストラの定期演奏会で『ヴェルディ・ガラコンサート』があり(確か、2001年。わぁ、もう5年も前だぁ・・・・)、その時に一緒に出演したのがきっかけで仲良くなりました。
大学院を修了してすぐ歌劇場の専属歌手として就職した彼とは、長い間連絡が取れなかったのですが、最近メールのやり取りをするようになり、今日4年ぶりの再会となりました。
アバド&ベルリンフィル の組み合わせを生で聴いたことがなかったので、ワクワクドキドキでフィルハーモニーへ!
アンドレアスが守衛さんのところまで迎えに来てくれて、楽屋のほうからホールへ移動し、席に着きました。
最初はオッターのヴェーゼンドンクリーダー(ワーグナー)。
オッターさん、めちゃくちゃ大きな方でびっくり!指揮台の上のアバドさんよりも大きい!
やっぱり、歌は体が楽器ですね、ほんと。
1曲目から“アバド&ベルリンフィル”の響きにうっとり
なんて素晴らしいピアニッシモなんでしょう
アンドレアス、誘ってくれてありがとぉ~
休憩後、いよいよアンドレアスも参加しているシューマンの劇音楽『マンフレード』。
「あ、アンドレアス歌ってる!!」と思ったのもつかの間。
本当に短い出番でした。
でも、“アバド&ベルリンフィル”と歌えるなんてすごいことだし、それもアバド直々の指名で歌うことになったのだから(イタリアでアバド指揮『魔笛』で共演したのがきっかけだそうで)、本当に名誉なことだし、すごいなぁ~って思います。
GPが終わって、裏のカフェテリアでアンドレアスを待っていたら、オッターさんが登場。ものすごくミーハーだったのですが、お写真を1枚一緒に撮っていただきました。
やっぱり、近くで見ても大きな方でした!
ポツダム広場のソニーセンターで、アンドレアスとで乾杯!
色々話が出来て楽しかったです。
それに、いろいろ励ましてくれて嬉しかったです。ありがとう、アンドレアス!
そして、夜は再びフィルハーモニーへ、ゲルバーのピアノリサイタルを聴きに行きました。
音楽三昧な贅沢な1日となりました!
■写真■
『ヴェーゼンドンクリーダー』のGP中・・・・
