4月28日(土)
4月末にベルリン内ですが、引越しをしました。
ドイツで引越しをするのはこれで2回目。
日本から来て最初に住んだ町、ワイマール。
このとき日本から送った荷物は私とオット二人分合わせて7箱。
ワイマールベルリン、このときの荷物は30箱。
今回のベルリンベルリン、なんと70箱
とにかく楽譜とCDが多い!!!
でも、これはしょうがない。勉強&お仕事道具だから。
次に多かったのが、意味不明な記念品
そのなかでも特におかしなものを挙げてみると・・・・
-ドイツに来て初めて買った巨大携帯電話(爆)
-初めてパリに旅行に行ったときに作った旅のしおり(=オット作)
-オットがレバノンでの演奏旅行の際、観光で遺跡めぐりをしたときに露店で買った、遺跡から出てきた価値のある土器ではなく、まったく価値のないただの土器
とにかく1週間かけて荷物を箱に詰め、ようやく引越しの当日。
待てど暮らせど引越し屋さんが来ない
電話 してみると、勝手に11時13時に変更に!
引越し屋:「昨日、留守電に時間変更って入れておいたよ。」
私:「いや、そんな留守電入ってなかった。」
引越し屋:「いやいや、入れた。とにかく13時だから。じゃ。」
そして2時間遅れでやってきた男性3名。
荷物を運び始めて、いきなり
がしゃーーーん建物の入り口のランプを破壊
それから1時間半が過ぎ・・・・
やっと荷物を積み終わる。
車 で引越し先に移動。
今度は荷物を運び込む作業中
「このたんす、運べないから分解するぞ。」
ばきっ、ぼこっ、か~~んそして部屋に分解したたんすを運んできて
「ここじゃ狭くてこのたんす組み立てれない。だからこのままこのたんすは放棄するぞ。」
って
なんでやねん!!!
ありえないです。ほんと。
駄々をこねるおっさん3人にとにかくオットが説得。
なんとか組立作業を開始。
しかし・・・・
「ん?これどうやって組み立てるんだ?順番がわからん!」
「釘がないぞ~~」
「あれ?この扉短くない?あ、左右逆なのか。」
時間ばかり過ぎて行き・・・・
それでもなんとかたんすの復元に成功
それから、荷物の運び込み再開。
結局、6時過ぎに引越し終了。
部屋中、箱の山・・・・
はて、どこで寝ますか?
逆に、今まで住んでいた部屋はがら~~ん。
しかし
ドイツでは部屋を明け渡す際に部屋中の壁やドア、窓枠などのペンキ塗りが義務つけられていて、荷物を運び出してからすぐに壁塗りの助っ人アロン君とその友達がまずは台所の壁塗りを開始。
コンロの近くや水周りには防水加工用のペンキを塗り、そのほかには普通のペンキ。
ドアや窓枠にはニス入りのペンキ。
壁のペンキ塗りをするオット

ここで問題発生
洗濯機を移動する際にはずしたホースと水道管のつなぎ目がホースがなくなったことで水道管をふさぐものがなくなり、水が
水道の元栓をひねり、水を止めたのですが、そうすると家中の水が使えずトイレも使えない
急いでBauhaus(日曜大工の店)に栓をするものを買ってきてつけてみると
サイズが合わないちゃんと店員にデジカメで撮った写真も見せて確かめたのに・・・・
で、もう一度急いでBauhausへ
土曜日なので18時で閉店アロンの案で、トイレや水を使う際にだけ元栓を開いて、元栓を開けている間は水道管の下にバケツを置いて、水漏れを防ぐということに。
アロン君、天才
夜になり、暗くて壁塗りが出来ないので今日の壁塗りは終了。
明日、朝の8時から再開することに。
箱だらけの家に帰り、なんとか寝る場所を確保し、速攻で就寝。
長い一日でした・・・・
4月29日(日)
オットは朝からアロンたちと壁塗りに出かけ、私は箱だらけの部屋に残り、昨日まで必死で詰めた70箱の荷物を、今度は出す作業
壁塗りはなんとか今日中に終わり、夕方オットが帰宅。
台所も荷物でいっぱいなのでお料理も出来ないので近所のトルコ料理屋へ。
寝室&勉強部屋となる部屋はなんとか片付いたので、今日はベットで寝ることができました・・・・。
が、夢の中でも私は箱まみれの部屋で片付けをしていました
4月30日(月)
朝食を済ませ再び元住居へ。
5年間住んだ部屋に感謝の意をこめて、大掃除開始
と、その前に昨日までの壁のペンキ塗りで使わなかったペンキ2缶を返品、あと土曜日に買ってサイズの合わなかった水道管の栓の交換のためにBauhausへ。
だが、そのときすでに悲劇は始まっていたのです。
ペンキは1缶12ℓ、それが2つ。
重いので旅行用の小さいほうのトランクに入れて運んでいたら・・・・・
道に白い点々が・・・・・
んっ
白いペンキがトランクから漏れているではないですか!!!トランクの中はペンキで真っ白。
手も服にも白いペンキが
あと30mでBauhausなのに・・・・・
って、でもいつから漏れてたの???
2人で道の真ん中で5分ほど呆然と立ちすくんでしまいました・・・・・
Bauhausの店員にも
「あららぁ、悲惨。もちろん返品は1缶だけね。なんで3缶も買ったの?こんな高いペンキを。」
そう、このペンキは一番いいペンキなのです。
匂いがなく、ペンキの伸びもよく、乾きも早い。
きれいに塗れるすばらしいペンキなのです。
74㎡のWohnung(=アパート・マンション)の壁を一缶で2度塗りが出来るとは思わなかったし、初めての壁のペンキ塗りだったので、ペンキがどれだけ必要かなんてワカラナカッタよぉ~~
だから3缶も買ってしまったんだよぉ~~~
しかしこのペンキ、高いだけあって水溶性なのでかなりがんばって洗えばとれるのです。
泣きながら白いトランク(元・黒いトランク)をひきずって部屋に戻り、気を取り直して、Wohnungの大掃除開始。
そして夜の8時・・・・
すべてピカピカ
すばらしい!!!
5年間ありがとう
それから10日が過ぎ、ようやく70箱すべてなくなり、片付きました。
新しい生活の始まりです
(引越しはもうこりごりです・・・・・)
■写真■
意味不明の記念品のひとつ・初代携帯電話
(大きさを比較するために1ユーロを横においてみました)
