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ソプラノ 川島幸子

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2007/06/14//Thu * 20:54
Titus(皇帝ティトの慈悲)

今年1月からベルリン国立歌劇場の専属歌手として歌っているバス歌手アンドレアスが出演しているオペラ「皇帝ティトの慈悲」を観にいってきました。
(昨年8月に4年ぶりにアンドレアスと再会したときの日記はこちら
6月3日が初日だったそうで、今日が4回目の公演。
アンドレアスが用意してくれた席は、なんと
一番前の一番ど真ん中!!!
ひょえぇ~ 
指揮者の声(息?)と頭がちょっと邪魔(爆)でしたが、こんないい席を用意してくれたアンドレアスに感謝です。

彼はPublioという役。
舞台の上でとても存在感のある彼は、とても頼もしく、アリアもばっちり!
ぶあぼ~

そしてこの日、セストを歌ったメゾソプラノのガランチャ。
素晴らしい声とテクニックで、あんなすごいセストを聴いたのは初めて。
鳥肌ものでした。
なんとガランチャはまだ30歳・・・・
そして美しいぃ。

公演後、アンドレアスとStaatsoperのカンティーネで乾杯 。
久しぶりにおしゃべりできて楽しかったです。
9月にはベルリン国立歌劇場の日本公演で日本{/airplane/}に初めて行くそうです。
(演目は「ドン・ジョバンニ」「トリスタンとイゾルデ」「モーゼとアロン」だそうです)
私も9月は日本なので京都あたりで会おうかと、計画中。
楽しみ~{/heratss_blue/}

そんなアンドレアス、劇場への通勤はなんと自転車。
Unter den Lindenを自転車で颯爽と走って家に向かう彼。さっきまで、あんな大きな舞台で歌っていた歌手とは誰も想像できないその姿(笑)
そんな気取らない彼、ほんと素敵です。



2007/06/09//Sat * 15:19
音楽留学回想記 Nro.4 波乱の予備進級試験

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


4.波乱の予備進級試験
1999年 7月


ドイツの音大は、1年に冬学期と夏学期の2学期制です。
そして2年間の基礎課程の最後にVordiplomという進級試験があります。
ワイマール音大の声楽科は、このVordiplom(進級試験)の点数によって、3年生から3つのコースに分かれます。

-オペラコース(4年間)
-リート・オラトリオコース(4年間)
-合唱コース(2年間)

ほとんどの声楽科の学生は、オペラコースを希望します。
しかし点数が足りないと、希望がかなわないこともあるし、合唱コースに進まなければならなくなることもあったり、また、この進級試験に2度不合格になると退学になります。

2年生の終わりに受けるVordiplom(進級試験)の前に、1年生の終わりに予備進級試験が行われます。
この予備進級試験は、公開で行われますが、点数も出ないし、合格・不合格もないので、まぁこの1年後のVordiplom(進級試験)の予行練習のようなものかな。

課題は次のとおり

-アリア1曲
-歌曲2曲
-共通課題のドイツ民謡(歌曲)
-詩の朗読

という課題で20分ほどのプログラムを歌います。

ドイツ人にとってはなんでもない課題である

-ドイツ民謡
-詩の朗読
ですが、私にとってはまたまた一大事。

私は歌曲の1つを日本歌曲にしたので(日本歌曲を1曲歌ってほしいとリクエストされたから)、その日本歌曲のドイツ語訳をドイツ語の発音&表現の先生とポエム風に作成し、それを詩の朗読にあてたので何とかなりましたが、問題はドイツ民謡でした。

ちょうどこの頃、私は声楽の暗譜の仕方について悩んでいました。
私は今までピアノ一筋で、日本の音大でピアノ科を卒業しているので、頭も体もピアノの暗譜の仕方が染み付いていて、声楽、つまり自分が歌うための暗譜の仕方がイメージできていなかったので、なかなか暗譜がうまく出来なかったのです。
他の人がどうかはわかりませんが、私にとっては、ピアノと声楽の暗譜の仕方が違います。
それに気がついたのがちょうどこの予備進級試験が終わったあとだったのです。
つまり、予備進級試験で悲劇は起こりました。(って大げさな!)

今回の課題のドイツ民謡は、メロディーは有名なシューベルトの菩提樹。
しかし同じメロディーで歌詞が4番まで。
宇宙語ドイツ語の私にとっては、この4番まである歌詞を4回も同じメロディーで、こんがらがらずに最後まで歌うのは至難の業でした。

そして予備進級試験の日・・・・
声楽科のホールには、公開なので他の学年の声楽科の学生達でいっぱい。

アルファベット順に試験開始。
私は10人中9番目。
プログラムは次のとおり

-ロッシーニ:約束
-中田喜直:さくら横丁
-モーツァルト:オペラ『イドメネオ』からイリアのアリア
-共通課題のドイツ民謡
-詩の朗読(さくら横丁のポエム風ドイツ語訳(爆))

そして問題のドイツ民謡。
1番を歌い、2番へ。が、しかし3番の歌詞が乱入。
わけがわからなくなり、顔面蒼白。

深いため息をつき、もう一度1番から歌いなおし・・・・
次は順調に行くかと思いきや、3番でまたもや2番の歌詞が乱入。
あきらめかけたその時!
なんと聴きに来ていたほかの学年の声楽科の生徒達が一斉に続きを歌い始め、みんなで『菩提樹』の大合唱♪

おかげでなんとか4番の最後までたどり着き、歌い終えました。

聴いてた学生達は、この日散々『菩提樹』を聴いていたのですっかり覚えてしまっていた上に、ドイツ人は小学校・中学校の音楽の時間にかなり沢山のドイツ民謡を歌うのでもちろんこの『菩提樹』も知っていたので、ドイツ民謡など歌ったことのない宇宙語ドイツ語の日本人学生(私)のことを哀れに思い、一緒に歌ってくれたのでした。
先生方にも『あんな、試験の最中に他の学生達が一緒に歌うなんて今まで1度もなかったわ。あなた、幸せ者ね。』と言われました。

後で聞いた話なのですが、他の同級生達も実はこのドイツ民謡で歌詞がわけわからなくなってとまったり、歌い直したり、その場で作詞して歌ったり、色々大変だったそうです。


この予備進級試験の後、ものすごく落ち込んで悩みました。
でも、この経験があったからこそ、このあとピアノと声楽の暗譜の違いに気づくことが出来たのだから・・・・・・



2007/06/09//Sat * 00:00
オペラガラコンサート

今日のオペラガラコンサートは19時開演。
で、17時半からオケ合わせだったので、時間に余裕を持って家を出て、地下鉄{/cars_train/}に乗り、次にバスに乗り換えしようとしたら目の前でバスが・・・・
20分に1本のバスなのに・・・・
慌てて別のルートを探して、再び地下鉄に乗りなおし、更に違うバスに乗り、なんとかぎりぎり間に合いました。

開演直前のオケ合わせのときに、「ラ・ボエーム」の4重唱で、私(ムゼッタ)とKlaus(マルチェロ)は、演技をすることになり、急遽2人で話し合い、ぶっつけ本番でやることに

プログラムの前半にはロジーナのアリアを歌い、出だしのテンポがあまりにもゆっくりだったので少し驚きましたが、そこは臨機応変に歌い方を少し変えたりして乗り切り、前回このアリアを歌った時のように台の上から足を踏み外してオケの方へ倒れることなく(爆)最後まで無事歌いました。

後半にムゼッタのアリアとその後すぐに4重唱。
ぶっつけ本番での演技で、指揮者が見えなくて焦りましたが、なんとか無事歌+演技できました。
2007 06 09
バリトンのクラウスと



2007/06/06//Wed * 15:23
音楽留学回想記 No.3 Ueberraschung !

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


3.Überraschung!
1999年 春


声楽科1年の夏学期、いつものようにリトミックの授業がある校舎に移動し、着替えて先生を待っていると、なぜか同級生たちが全然来ない・・・
『げっ、また私だけ勘違いで休講を見落としたか!』
と、その時 ドアの向こうから
♪ハッピ~バースディ トゥ~ユ~♪
の歌声が・・・・ (それも声楽科だから、みんなでハモッてました)

同級生9人:『サチコ、お誕生日おめでと~~』
みんなから一人ずつ、赤いバラの花を一輪ずつ&抱擁のプレゼント!!!

自分自身、この日が誕生日だということをすっかり忘れていたのに・・・・
感激で涙涙涙・・・・・

いつもさまざまな授業でみんなから助けてもらってなんとか乗り切っていた私。
本当にいい仲間に恵まれて、幸せ者です。
私の宇宙語ドイツ語を理解して、根気よく付き合ってくれた私の大親友Katrin!

朝の早い授業の時はいつも車で迎えに来てくれたり、ダンスの授業などでいつも私が出来るようになるまで一緒に踊ってくれたり、説明してくれたり、私より1歳年下だったけど私にとって『お姉さん』的存在だったChristianeとRicarda!

他のみんなも、いつも迷惑かけてばっかりの私を助けてくれて、ほんと感謝。
あのメンバーだったから、こんな私でもなんとか頑張れたのだと思います。
でなきゃ、途中で絶対挫折していたと思います。



次回は、1年生の学期末に行われる、予備進級試験での話!

つづく・・・
(って、誰も待ってないって???)




2007/06/03//Sun * 23:33
洋ナシのタルト

6月1日

来週6月9日のオペラガラコンサートの指揮者合わせがありました。
今回はプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」からムゼッタのアリア+ソリスト全員で4重唱を歌うのでその合わせが中心になるはずだったのですが・・・・
テノールさん、病欠。

私はこのほかに、ロッシーニ「セビリアの理髪師」のロジーナのアリアを歌います

前回のコンサートで、このアリアを歌ったときのようなハプニングがないよう気をつけねば



6月2日

明日、3月に大変お世話になったZちゃんが我が家に遊びに来るので、超がんばって(爆)洋ナシのタルトを作りました
美味しくできたかなぁ。。。。

写真
洋ナシのタルト
2007 06.09


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