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ソプラノ 川島幸子

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2008/02/28//Thu * 18:30
男の角煮

オットが“男の角煮”(豚の角煮)を作ってくれました!!!
口に入れるととろぉ~っととろけて、絶品
おいしく頂きました

2008 02 08
オット作 “男の角煮”(豚の角煮)


2008/02/27//Wed * 21:41
音楽留学回想記 No.12 第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート



前にコメントにも書きましたが、最近、ずっと棚に置きっぱなしだった大量にあるドイツに来てからの写真をアルバムに貼るという地味な作業をしておりまして(笑)、それにちょうど過去に使っていた手帳も発見!
なので写真と手帳を見ながら、思い出せる範囲でこのブログの「思い出(音楽留学)」のカテゴリの記事を頻繁にUPしてるという訳なんです。
備忘録的なものなので、つまらないかもしれませんがもうしばらくお付き合いくださいな。



12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
2002年 4月


オットがワイマール音大からベルリン芸術大学・大学院に転校することになり、2001年の夏休みに、ワイマールからベルリンに引っ越しました。
ベルリンに引っ越すことが決まったときに、私も転校を考えたのですが、ワイマール音大で師事している声楽の先生と私は同じ声種(=リリック・コロラトゥーラソプラノ)で、レパートリーもほぼ同じ、それに先生のレッスンも気に入っていたので、新たにベルリンで自分にあった先生を探すのも難しいし、まだまだ先生のもとで勉強を続けたいと思い、ベルリン-ワイマールを電車で3時間かけて通うことになったのです。

しかしHauptstudium(専門課程)の授業やレッスンは、とても多かったので、いつも月曜日の朝5:55の電車{/cars_train/}でワイマールに向かい、ワイマール中央駅からバス、または同級生の車{/cars_red/}で直接声楽科の校舎に移動し、授業を受け、夜はドイツ語の発音・表現の先生のお宅で一泊(オペラの練習や授業が多いときには2泊)して、また朝から授業やレッスンを受けて、夕方の電車でベルリンに帰るというハードな生活。

そんな中、ある日突然ベルリンの家のポストに1通の手紙が・・・・
なんとモスクワのチャイコフスキー国際コンクール事務局からでした。

「あなたは、テープ審査に合格しました。おめでとうございます。4月5日までに6月のモスクワでのチャイコフスキーコンクールに参加できるかどうかFAXでお返事ください。・・・・(以下省略)」

この第12回チャイコフスキーコンクールからコンクール参加の申し込みの際に自分の演奏テープを送らなければならないという規定になり、テープ演奏による予備審査が導入され、誰でも参加出来なくなり、ダメもとで12月末に申込書と演奏テープをモスクワに送ったのでした。
まさか本当に受かるとは思っていなかったので、驚き&喜び!

が、しかし・・・・

4月5日までに返事のFAXって???
この通知、4月6日に届いたんですけど
(ロシアの郵便事情は非常に悪いそうです。確かに、モスクワのお友達からのクリスマスカードが、投函された日の翌年の8月の暑い日に届いたことがありました(笑))

とにかく慌ててFAXしてみたのですが、返信のFAXは来ない・・・・
ふむ。
どうしましょうか???

と、そんなときに友達からのメール。
「おめでとぉ~。チャイコン出るんだね! コンクールのサイトにロシア語でさっちゃんの名前が載ってるよ。」

慌てて、そのサイトを見てみると確かに私の名前らしきものが・・・・
(ロシア語ばっかりで読めないので)
とりあえず、そのサイトをプリントアウトして、ワイマールへ。

ワイマールで声楽科の友達(ロシア人)に、手紙(英語)とロシア語のコンクールサイトのコピーを見せて解読(笑)してもらい、更に友達がモスクワのコンクール事務局に電話をかけてくれて、どうやら本当に私は出場するらしいということになり・・・・・
そのロシア人の友達+友達(ロシア人)に、猛烈に励まされ、その日からコンクールで歌うチャイコフスキーの歌曲2曲(ロシア語)とリムスキー・コルサコフのオペラ「金鶏」のシェマーハのアリア(ロシア語)の猛特訓が始まったのでした。

まずはロシア語の発音。
非常に複雑な舌の動き(?)と、ロシア人にしかわからない発音(辞書を見てもわからない)、また歌うとき独特の発音の仕方などを、ドイツ語で教えてもらうという複雑(?)な状況で、パニック!

また、音楽的な面でも独特な歌いまわしというか、濃い音楽というか、ロシアぁ~って感じ(言葉で上手く表現できなくてすみません・・・)を表現することも非常に難しく、このロシア人の友人2人に最終的に言われたことは
「ロシアの魂だぁ!冬のロシアに行け!3ヶ月でも住んでみれば少しはわかるよ。そして、ウォッカを飲めぇ~~~~」
でした。

本当に彼らは私が毎週ワイマールに行くたびに根気強く特訓をしてくれました。
いつも一緒に歌ってくれました。
感謝感謝です。
彼らがいなかったら、絶対歌えなかったと思います。

それでもまだ、「本当にコンクールに出れるのかしら?」と半信半疑だったのですが、後日再びコンクール事務局から、ベルリンのロシア大使館でヴィザを取る為の書類が送られてきた(それも、同じものが2通・・・)ので、やっと実感がわいてきました。
が、しかし、これまた問題が・・・・・

つづく。


モスクワ音楽院前のチャイコフスキー像
moskau5



2008/02/22//Fri * 19:55
団ちゃん&のりえちゃん コンサート in ベルリン

ベルリン在住のチェリスト=石坂団十郎くんと、同じくベルリン在住のピアニスト=高橋礼恵ちゃんのコンサートに行ってきました!

ベルリン在住のチェリスト=石坂団十郎くんと、同じくベルリン在住のピアニスト=高橋礼恵ちゃんのコンサートに行ってきました!

団十郎くんの演奏を聴くのはこれで3度目となるのですが、1回目はピアニストの譜めくり(←その時の日記)で、楽譜を追うので精一杯でほとんどチェロを聴くことが出来ず、2回目はフィルハーモニーでの室内楽の演奏会だったのですが、用事があって前半しか聴けず、今回やっと初めて正面からじっくり聴けると、コンサートが始まる前からワクワクでした。

また、のりえちゃんとも、一緒にご飯食べたり、お茶したりはあるのですが、実は彼女のピアノを聴いたことがなかったので、のりえちゃんのピアノもお初でした。

自由席だったので、せっかくの機会だと思い、贅沢にも一番前の席で聴かせてもらいました。
やはりダイレクトに全て聴こえる&見えるので、凄い迫力!
その凄い集中力と音色、そしてオーラに完全にノックアウト。
それに初めて組んだデュオとは思えないくらい息がぴったりで、2人がチェロとピアノでずっと会話しているようでした。
とにかく感激感動、すごい刺激を受けたコンサートでした。
素晴らしい演奏をありがとぅ!


石坂団十郎(チェロ)
高橋礼恵(ピアノ)

Programm

Ludwig van Beethoven
Sonate für Klavier und Violoncello op.69 A-Dur
1. Allegro ma non tanto
2. Scherzo. Allegro molto
3. Adagio cantabile
4. Allegro vivace

Johann Sebastian Bach
Suite Nr.3 BWV 1009 in C-Dur
1. Prélude
2. Allemande
3. Courante
4. Sarabande
5. Bourée 1, Bourée 2
6. Gigue

Sergej Rachmaninow
Sonate für Violoncello und Klavier g-moll op. 19 (1901)
1. Lento Allegro moderato
2. Allegro scherzando
3. Andante
4. Allegro mosso



団十郎くん&のりえちゃん
08 02 22



2008/02/16//Sat * 11:10
夜の女王 と ルチアの狂乱の場

2月13日(水)

朝の8時に、土曜日に歌うコンサートの指揮者から、急遽オーケストラのフルートの方とルチアのアリア(狂乱の場)の合わせをやってほしいと電話があり、午後に合わせ。

*ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のルチア・狂乱の場のアリアには大きなカデンツがあり、私が歌うカデンツはフルートと歌うヴァージョンなので、歌手とフルートの息がピッタリと合ってないといけないのです。


2月14日(木)

午前中オケ合わせ。
まずは朝からルチアの狂乱の場。
このアリアは2006年の2月(=当時の日記はこちら→若い指揮者のためのマスターコース 1若い指揮者のためのマスターコース 2)に、指揮者の為のマスターコースで歌ったことがあるのですが、そのときはとにかくすごい大風邪をひいていて、最悪の状態で歌ったので、とても残念だったので、今度は風邪もひかず元気な状態でこのアリアをオーケストラと歌えることをとても楽しみにしていました。
なので、初合わせのこの日、気合入れまくりで歌いました(笑)。
1回通すだけでも17分かかるこのアリアを2回通し、Probe終了。

他のソリストのオケ合わせの後、再び私の番。

指揮者「次は夜の女王ね。No.4ね!」

私「え?? No.4って、“恐れるな、若者よ”のアリアじゃない?」

指揮者「そうだよ。支配人からのリクエストでこっちのアリアに決まったんだよ。」

私「え??支配人は私に “復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”のアリアって言ってましたけど・・・・」

指揮者「いやいや、“恐れるな、若者よ”の方だよ。オーケストラもこっちの楽譜を用意してるし。」

私「・・・・・・・・・。」

急遽、“恐れるな、若者よ”を歌うことになり・・・・・
1回通して、すぐ終了。
そのあと、フルートの方ともう一度ルチアのカデンツの合わせをして本日のProbe終了。
明日はもうGP(通し練習)です。


2月15日(金)

朝10時からGP(通し練習)。
朝なので体がまだ起きてない感じでだったので、とりあえず呼吸の体操。
夜の女王のアリア→ルチア、と歌ってGP終了。

電車の中でも、オケ合わせのときにも、この時期特に咳をする人が多いし、インフルエンザも流行っているので、必死で鼻うがい+風邪予防のプロポリスを飲み、とにかく健康キープ。


2月16日

コンサート当日。
17時半にホール入り→オケ合わせ→ドレスに着替えてメイク→19時開演→いつもの歌う前の緊張しないおまじない(笑)

私の出番となり、まずは夜の女王のアリア“恐れるな、若者よ”。
アリアの後半のテンポが、今までのオケ合わせとは比べ物にならないくらい早くてびっくりしましたが、なんとか無事コロラトゥーラのところもコロがって歌いきりました。

休憩後、再び私の出番。
いよいよ17分のアリア、ルチアの狂乱の場!
コンサートなのでそんなに動いたりは出来ないのですが、演技も少し付けてみて“狂乱”してみました(笑)。
ものすごく集中して歌うことが出来、あっという間の17分間でした。
お客様からもブラヴォ~を頂き、とても嬉しかったです!

最後はソリスト全員で再び舞台へ。
花束を頂いて、コンサート終了♪

その後、コンサートを聴きに来てくれたZちゃん、Kちゃん、M、オット、Mの友人夫婦と、イタリアンへ。
美味しいビールとピッツァを頂きました。



ブレブレ写真で見えにくいですが、コンサートのときの写真。
また、同じドレスだぁ・・・・・・・・・・
KdN Lucia



2008/02/15//Fri * 00:00
音楽留学回想記 No.11 ヴェルディ・ガラコンサート

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


11.ヴェルディ・ガラコンサート
2001年 6月


相変わらず、毎日授業とレッスン+椎間板ヘルニアの治療で通院の日々。
そんな中、「6月21日にWeimarhalleというワイマールに新しく出来た大きなホールで、音大オーケストラがヴェルディ・ガラコンサートを開催するので、そのソリストオーディションをします。」という張り紙が声楽科の校舎の掲示板に張り出されました。
ヴェルディのオペラのアリア(デュエット)ならなんでもOKというオーディションで、私も受けてみようと思い、歌の先生に相談したところ、先生曰く

「幸子だったらジルダのアリア“Caro nome”がいいけれど、ほとんどのソプラノの学生がオーディションでこのアリアを歌うだろうし、私はオーディションで審査員ではないし、指揮者の先生とのコンタクトもない、その上@@先生(オーディションでの審査員の一人)の門下生もこのアリアを歌うだろうから、幸子がいくらうまく歌えたとしてもチャンスはないと思うわ。でも折角オーケストラと歌えるチャンスだから、幸子には是非オーディションに受かってもらいたいから、違うアリアでオーディションを受けなさい。」

と、私の先生には珍しく(?)作戦を練ってくださいました(笑)。
(先生は、ほんっとまがった事が大嫌いで、とにかくまっすぐな性格の方なので)


そしてオーディション当日。
私の歌の先生の予想通り、ジルダのアリア“caro nome"を歌う人がかなりいて、「やめといてよかった。」と思いました(笑)。
ようやく私の歌う番になり舞台に上がり、今思えば私の声には重過ぎると思われる「ルイザ・ミラー」からルイザのアリアと「アッティラ」からオダベッラのアリアを歌いました(汗)。
すると審査員の指揮者の先生から

「はい。ありがとう。よかったですよ。ところで、ジルダのアリア“caro nome”を歌える?」

と、質問され、

私:「はぁ。一応歌えますけど・・・・・。」

指揮者:「じゃあ、"caro nome"歌って!」

私:「ええええぇぇぇ。」

急遽、(っていうか結局)"caro nome"を歌う事になり・・・・
どんな風に歌ったかは全然覚えてませんが(きっと大汗かいてへろへろだったと思います(爆))、とりあえず歌い終えて、再び指揮者の先生が

「はい。どうもありがとう。では、あなたがヴェルディ・ガラコンサートでジルダのアリアを歌ってください。」

というわけで、無事(???)出演決定!
私の歌の先生もびっくり&大喜び。
しかし、それからコンサートまで毎回ちょ~厳しいレッスンが待っていました{/ase/}


いよいよコンサート当日。
午前中にオーケストラとの通し練習があり、私は極度に緊張してカチコチで歌ったにも関わらず、他の出演者のソプラノのSとAが、

「幸子って全然緊張しないのねぇ~。だって全然表情も変えずに歌ってたじゃない?」

いやいや、緊張で顔がこわばってたんです{/ase/}
そしてさらに、

「幸子はいいわよねぇ、眉毛と目の間が平らで。私たちって目の周りの彫りが深いから、スポットライトが当たると陰になっちゃうから前が見えにくくなるのよねぇ。」

ど~せ私の顔に彫りなんてありませんよ。平べったい顔ですよぉ~だ!
(関係ない話ですが、2年生の時、同級生(もちろんドイツ人)に「え~、幸子ってコンタクトレンズ使ってるの?そんな小さな目にコンタクトレンズ入るの???それとも特別なコンタクトレンズなの???」と真剣に聞かれたことがあります(爆)。)


そしてコンサート開演!
私の出番は最後から2番目。
前の年、パリ旅行に行ったときに、ラファイエット(パリのデパート)のバーゲンでゲットしたワインレッドのドレスとシルバーのストール(=計5000円くらいでした)に着替え、メイクで目元に似非の彫りを作り(爆)、いざ舞台へ。
が、しかしこれまた極度の緊張+ヒールの裏にゴムを貼ってなかったので舞台上ですべりまくり何度もこけそうになり、前かがみで、さらに右手右足、左手左足が一緒になってガチガチで歌う位置へ。
{/hiyo_oro/}
なんとか歌い終えて(かなり力任せに歌ったことは覚えていますが、それ以外はとにかく緊張した思い出しかないです)、コンサートの最後に出演者みんなでもう一度舞台へあがり、花束を頂いて、コンサート終了。


オットには、

「なんじゃあの出方は!もっと堂々として舞台に出てこないとみっともない。あれじゃお客さんは「この人、ほんとに歌えるの?」って心配になるよ。」

と、叱られ・・・・・
とほほ。

でも私の歌の先生はレッスン中は鬼のように怖いですが、レッスン以外のときは本当におかあさんのようにやさしい先生なので、コンサートの後、私が楽屋から出てきたら一番に抱きしめてくれました。

何事も経験です!


WEverdigala
出演者5人
(ちなみに左から2番目の男性は、私のブログにもよく登場するベルリン国立歌劇場の専属バス歌手のアンドレアスです)


2008/02/14//Thu * 00:00
音楽留学回想記 No.10 突然の代役 

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


10.突然の代役
2001年 5月


ちょうど学校のオペラ公演が4週間後に迫り、毎日の授業とレッスン+オペラの練習の日々(ついでに椎間板ヘルニアの治療の為の通院も・・・・)。
かなりバタバタと忙しくしていたときに、モーツァルトの「ハ短調ミサ曲」のソプラノを歌う予定だった声楽科6年のSが病気で、その代役の話が突然なぜか私のところにきて、それもそのコンサートは6日後とのこと。
勿論、曲は知っているけれど、歌ったことがなかったので、とりあえず1日で譜読みをして次の日に指揮者と合わせをしてみて歌えそうだったら引き受けるということになり・・・・

授業を終えて家に帰り、急いで譜読み開始。
まずはアリア。
大好きなアリア“Et incarnatus est”なのですが、聴くのと歌うのでは大違い。{/ase/}
もぉ大変。でも素敵なアリアで感動{/hearts_pink/}

しかし譜読みしなきゃいけないのはアリアだけではなくて
-ソプラノⅡとの2重唱
-3重唱
-4重唱
-部分ソロ
と、沢山あるのです。

譜読みは続く・・・・・


翌日、かなりお疲れモードで指揮者と初顔合わせ。
なんとか全て歌い、指揮者からOKを頂き、代役決定{/atten/}

そしてその翌日にはもうオケ合わせ。
コンサート前日に、2000年に「ダヴィデ王」(=思い出⑤思い出⑥)を歌ったワイマールのヘルダー教会でGP(通しの合わせ)。
教会で歌うソプラノのアリア“Et incarnatus est”は、格別で歌いながらその音楽と響きに感動{/hearts_pink/}{/heartss_pink/}{/heratss_blue/}
しかし、譜読みをして本番までが6日間しかなかったので、コンサートが近づくにつれて、譜読みの時には気がつかなかった難しい部分や表現が次々出てきて、自分の中でものすごい焦りや不安でいっぱいになり、緊張やプレッシャーがピークに達していて、切羽詰った状態に{/ase/}
そんな時、たまたま教会に訪れていてこのGP(通しの合わせ)を聴いていたドイツ人の見知らぬおばあさんが、私が歌い終わった後私のところに来て「素晴らしい歌声だったわ。まるで天使のようでした。ありがとう。」と声をかけてくださり、その言葉が本当に嬉しくて(涙{/namida/})勇気付けられました。
おかげで「準備期間は短かったけど、やれることはやったのだから明日は後悔のないよう思いっきり歌おう!」と前向きに思えるようになりました。

コンサート当日。
出だしはやはりかなり緊張しましたが、アリアの時には「あぁなんて素敵な曲なんでしょう」と感動しつつ、でも集中して歌うことが出来ました。
最後の4重唱が終わると急に足がガクガクして、倒れそうになりましたが、とにかく無事歌いきれたことに感謝感謝でした。
また翌週のワイマール近郊の教会でのコンサートでは、6日間+1週間あったので、初日のコンサートよりも落ち着いて歌うことが出来ました。


ふと、この思い出日記を書いていて思い出したのが、とあるピアノの教授のお言葉
どれだけ早く曲を仕上げることが出来るかではなく 
どれだけ深く曲を仕上げることが出来るかが大切


はい。がんばりまっす!


herderkirche
ワイマールのヘルダー教会でのコンサート



2008/02/13//Wed * 00:00
音楽留学回想記 No.9 Hauptstudium(専門課程)

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


9.Hauptstudium(専門課程)
2000年 10月


2年間のGrundstudium(基礎課程)を終え、Vordiplom(進級試験)を無事合格し、いよいよHauptstudium(専門課程)が始まった。
私が進んだGesang/Musiktheater(オペラコース)は4年間(8ゼメスター)あり、声楽科を卒業(Diplom修得)するまでにGrundstudiumの2年間を足すと、合計6年間勉強することになるのです。

<Hauptstudiumからの授業内容>

■個人レッスン■

◆Hauptfach
週2時間の声楽レッスン。

◆Partienstudium
オペラのアリアや重唱など自分が勉強しているオペラの役のパートをコレペティトゥーアの先生と勉強する。
また卒業までに学校でのオペラ公演、または学校以外でオペラに出演したものも含み、大きな役2つ、中ぐらいの役4つ、小さい役2つ、計8つの役を歌い演じなければならない。もし卒業までに出演したオペラでは足りない場合は、自分で選んだオペラの役を一役全部暗譜し、試験を受けなければならない。

◆Liedstudium
歌曲を専門としているピアニストの先生の歌曲のレッスン。

◆Liedgestaltung
この授業は本来ピアニストの為の歌曲伴奏のレッスンですが、私はオットとリートデュオとしてレッスンを受けていました。

◆Sprecherziehung
ドイツ語の発音&表現のレッスン。

◆Szenenstudium
演出家の先生にオペラのワンシーンに演出をつけてもらい、コレペティの先生のピアノ伴奏で歌と演技のオペラのレッスン。重唱やアンサンブルをやる場合はパートナーを見つけて一緒にレッスンを受ける。

◆Dialogstudium
現役の役者の先生と主にドイツ語のお芝居のレッスン。パートナーが必要なお芝居のときは、自分で見つけて一緒にレッスンを受ける。


■グループレッスン■

◆Ensemblestudium
オペラの重唱やオラトリオなど、アンサンブルのレッスン。

◆Tanzen
Grundstudiumに引き続き、ダンスのレッスン。

◆Fechten
なぜかGrundstudiumに引き続き2学期間(1年)フェンシングの授業がありました。

◆Italienisch, Spezialkurs
イタリア語の授業。イタリアオペラのレチタティーヴォやアリアなど応用編。

◆Musikanalyse
アナリーゼの授業。


ほとんどの科目は卒業までに試験があり、そして声楽科6年の最後にはDiplomkonzert(卒業試験コンサート)をしなければなりません。
このDiplomkonzertでは、自分で学校のホールを予約し、その日に声楽科の先生たちを招待し(一般のお客様も来ます)、一晩のリサイタルを開催します。

そのDiplomkonzertのプログラムが本当に大変なんです。
-歌曲12曲(4曲は現代曲)
-アリア6曲(1曲は現代曲)
これだけを一晩のリサイタルで歌います。

「私はこんな沢山の授業と試験をクリアして、そしてDiplomkonzert(卒業試験コンサート)をやり遂げることが出来るのだろうか???」と、本気で悩みました。

それに最悪なことに3年生になってすぐに変な腰痛に悩まされるようになり、ついに歩くのも辛くなり、病院に行くと・・・・
「椎間板ヘルニアです。」
と、告げられたのでした。
何が原因なのかはわかりませんが、私の勝手な推測なんですがヨーロッパの石畳をヒールのある靴で歩いていたのが悪かったのではないか?と思うのですが、全て後の祭り。毎日病院通いとなってしまいました。
謎のベットに寝かされて足と腰を引っ張られたり、あたたかい湯たんぽのようなものを腰に巻いて布団に包まれて暖められたり、バランスボールに乗って体操させられたり、いろんなことをさせられましたが全然よくならず・・・・

腰は痛いが、レッスンや授業は休めず、学校のオペラ公演にも参加していたので、その練習を休むと他の人に迷惑がかかると思い、注射を打って練習に出たときもありました(いやぁ、辛かったなぁ)。

こうして、苦難(?)のHauptstudiumが始まったわけです。


(結局、イタリアに留学していた友人から教えてもらった「一人で出来る整体体操」という本の体操のお陰で随分よくなり、今ではまったく痛みもなく問題なくすごせています。)


WEstudenten
私の同級生たち(私がこの写真を撮ったので私は写っていませんが・・・・)


2008/02/11//Mon * 20:42
ナタリー デセイ オペラアリアコンサート

ベルリン・ドイツ・オペラでナタリー・デセイのコンサートを聴きに行ってきました。

ソプラノ:Natalie Dessay
指揮:Pinchas Steinberg
オーケストラ:Orchester der Deutschen Oper Berlin

Jules Massenet [1842–1912]
MANON [1884]
Suis-je gentille ainsi? - Obéissons quand leur voix appelle
Arie der Manon auf dem Cours-la-Reine und Gavotte, 3. Akt

Ambroise Thomas [1811–1896]
HAMLET [1886]
A vos jeux, mes amis
Wahnsinnsszene der Ophélie, 4. Akt

Gaetano Donizetti [1797–1848]
LUCIA DI LAMMERMOOR [1835]
Il dolce suono - Wahnsinnszene der Lucia, 3. Akt

Giuseppe Verdi [1813–1901]
LA TRAVIATA [1853]
E’ strano!… E’ strano! - Szene und Arie der Violetta, 1. Akt


前半1曲目、黒いシックなドレスで登場。
が、なぜか中央に譜面台が・・・・
「なに?これ??こんなの必要ないわぁ!」みたいな感じのジェスチャーで、自ら譜面台を舞台袖に運ぶデセイ。
何をしても美しくチャーミング。


2曲目のオフィーリアの狂乱の場では、以前のような超高音は出さず、しっとり(?)と、しかし歌っている間はものすごいお腹の筋肉の動きで、長いフレーズやコロラトゥーラを歌っていました。


後半はなんと黒のパンツスーツで登場。
グラスハーモニカを使ってのルチアの狂乱の場。
そのグラスハーモニカの前に立ったデセイ。そして「いやいや、ちがうちがう。」みたいなジェスチャーで、自分の歌う位置へ。
本当にかわいらしい。

ライブでグラスハーモニカを聴いたのは初めて。とても繊細な素敵な音でした。
(写真中央の茶色のS字の楽器がグラスハーモニカです)
2008 02.11

私も今週の土曜日にオーケストラとちょうどこの「ルチアの狂乱の場」を歌うので、食い入るように聴いてました(笑)。
歌う前に咳払いをしていたデセイですが(風邪をひいていたのかなぁ?)、最後まで歌いきって、ブラヴォ~の嵐。


最後のヴィオレッタ。
今度は中央にイスを用意して、座ったまま歌いだしました。
これも最後まで歌いきって、ブラヴォ~の嵐。


アンコールはムゼッタのワルツと、なんともう一度ヴィオレッタのアリア。
今度はうまく歌えたみたいな感じで(?)歌い終えるや否やガッツポーズのデセイ。
ほんと何をしてもチャーミングで美しいぃ。



2008/02/10//Sun * 00:00
音楽留学回想記 No.8 白井光子&ハルトムート・ヘル マスターコース 

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
2000年 7月


ワイマール音大声楽科2年の終わりごろ、Vordiplom(進級試験)が終わってすぐに、ワイマールで行われた白井光子さんとハルトムート・ヘルさんのゲーテの詩をテーマとしたドイツ歌曲のマスターコースを受講しました。

フランクフルト在住のピアニストNちゃんとデュオを組み、マスターコース初日の選抜オーディションに挑み、Nちゃんの素晴らしいピアノに支えられ、無事Aktiv-Teilnehmer(受講生)に選ばれました。
このマスターコースは7日間で、1日1曲、ワイマール音大のホールで公開でレッスンを受けるので、私とNちゃんが用意した歌曲は次の通り。

◆ヴォルフ作曲(詩:ゲーテ)
-語れと言わないでください
-憧れを知る人だけが
-どうか私を光り輝かせてください
-あの国をご存知ですか
◆シューマン作曲(詩:ゲーテ)
-愛の歌
-ズライカ
-ミニヨンの歌

私とNちゃん、そして白井さんは日本人ですが、レッスンではお互いドイツ語で会話。
少し不思議な感じでしたが、ドイツでのマスターコースで、ヘルさんはドイツ人ですし、聴講生(日本人が多かったのですが・・・)もいるので、ドイツ語でのレッスンというのは当然なんですけどね。
でもレッスン以外のときは、白井さんも勿論日本語でお話してくださって、日本人にとって発音しにくいドイツ語の発音のコツなどを教えていただき、とても参考になりました。

7日間とても充実したマスターコースで、沢山のことを学ばさせていただきました。
それにNちゃんとの初デュオも楽しかったです♪


WEmeisterkurs
マスターコースの最終日に記念撮影
Nちゃん・白井さん・私・ヘルさん・作家(すみません、お名前忘れました)



2008/02/03//Sun * 00:00
音楽留学回想記 No.7 Vordiplom(進級試験)

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


7.Vordiplom(進級試験)
2000年7月


ドイツの音大は、1年に冬学期(10月から3月)と夏学期(4月から7月)の2学期制です。
そして2年間の基礎課程の最後にVordiplomという進級試験があります。
ワイマール音大の声楽科は、このVordiplom(進級試験)の点数によって、3年生から3つのコースに分かれます。

-オペラコース(4年間)
-リート・オラトリオコース(4年間)
-合唱コース(2年間)

ほとんどの声楽科の学生は、オペラコースを希望します。
しかし試験の点数が足りないと、希望がかなわないこともあるし、合唱コースに進まなければならなくなることもあったり、また、この進級試験に2度不合格になると退学になります。

声楽科2年の学期末、いよいよVordiplom(進級試験)が始まりました。
試験の内容は次の通り

●声楽実技(20分以上のプログラム)
-アリア2曲(うち1曲はオラトリオなどから選択)
-歌曲3、4曲

アリアは私の先生がチェコ人なのでドヴォルジャークのルサルカのアリアをチェコ語で歌い、もう1曲は5月に歌ったオネゲルのオラトリオ「ダビデ王」からソプラノのアリア。
歌曲はヴォルフの“ミニヨンの歌”を2曲とシューマンの“愛の歌”、あと日本歌曲で“この道”を歌ったと思います・・・・


●オペラのワンシーン(演技つき)

プッチーニの「ラ・ボエーム」のミミのアリアとミミとロドルフォの2重唱をテノールの先輩と歌う予定でしたが、試験当日、彼のお父様がお亡くなりになりとても歌える状態ではないのでという電話があり、結局テノールの代役は見つからず、同級生のバス歌手にミミのアリアのときのロドルフォ役を演じてもらい、ついでに「Si」だけ歌ってもらって(笑)ロドルフォのアリアと2重唱はカットで試験を受けることに・・・・。
かなり素敵な演出で前日の通しのProbeもうまくいっていたので演出の先生もとても残念がっていました。
ロドルフォのアリアも2重唱もなく、ミミのアリアだけになってしまったので、あっという間に終わってしまって、私としてもかなりさびしぃ~感じでした。


●詩の朗読

ゲーテの「ヴィルヘルムマイスター」からミニヨンの歌など2つ朗読しました。
ドイツ語の発音は勿論、表情や表現、言葉の抑揚など私にとって大変な試験でした。


●イタリア語試験

イタリア語の試験をドイツ語で受けるという、これまた私にとって困難極まりない試験でした。
筆記はノックアウト状態でしたが、なぜかイタリア語の発音試験だけはイタリア人の先生にえらく褒められてびっくりしました。


●合唱の試験

初見視唱のみ。
あとは、普段の出席率で合否が決まるので楽勝でした。
話はそれますが、日本で音大受験のときに必ずやらなければならない「コールユーブンゲン」ですが、ドイツに来るまでずっと私は「コールユー ブンゲン」だと思ってました・・・・・。
この合唱の授業のときに使っていたのがまさに「コール(Chor=合唱) ユーブンゲン(Uebungen=練習)」で、このとき初めて「コールユー ブンゲン」ではなく「コーア ユーブンゲン」だったんだぁと知りました。


●フェンシング

普段の授業に出席さえしていればいいのですが2年生からは、やたら気合の入った先生で、いつも授業のあとはすごい筋肉痛でした・・・・


●ダンス

2年生全員(10名)で、創作ダンス。
私の足だけ上がりきっていませんでした。


(この他にも、音楽学、音楽史、聴音、楽典などの試験もあったのですが、私は日本でピアノ科を卒業しているので、そういった単位は日本の音大でとった単位と振り替えしてもらえたので本当にラッキーでした)


1週間に及ぶ大変な試験でしたが、無事すべて合格し、希望通りオペラ科に進むことが出来ました。
しかし、また4年後にはもっと大変なDiplom試験(卒業試験)が待っています。この話はまたの機会に。


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