6月28日(土)10時半のICでベルリンからワイマールへ。
定刻どおり無事ワイマールに到着。
バスでいつもお世話になっているHさん宅へ。
Hさん宅に着くと、ちょうどHさんが息子さんのDくんと昼食中。
私もご馳走になりました。
18時にホール入り。
いつも私が歌うときは
オットがピアノを弾いてくれるのですが、翌日の29日にオット自身もOldenburgという街でピアノリサイタルだったので、今回の歌曲リサイタルは、昨年12月にイェナ・フィルとR・シュトラウスの“ブレンターノの詩による6つの歌”(そのときのブログは→
こちら!)を歌ったときの指揮者のVogelさんにピアノをお願いしました。(Vogelさんは指揮者ですが、音大の指揮科とピアノ科と作曲科を卒業していて、ピアニストとしても活躍されています。)
ホールで合わせ→控え室で着替え&メイク→アガラナイおまじない
19時半、開演。
■山田耕作作曲 詩:北原白秋
-かやの木山
-待ちぼうけ
-からたちの花
■クシェーネク作曲 詩:ライナー・マリア・リルケ
ラクリモーザ op.48
- Oh Traenenvolle,
- Nichts als ein Atemzug
- Aber die Winter!
■リヒャルト・シュトラウス作曲 詩:フェリックス・ダーン
おとめの花 op.22
- 矢車草
- けしの花
- きづた
- 睡蓮
■ドヴォルジャーク作曲 詩:グスタフ・プフレーゲル・モラフスキー
愛の歌 op.83
- 私たちの歌に
- 多くの人の心に死の思いがある
- とある家をめぐって歩く
- そうだ、甘い希望を持って
■ツェムリンスキー作曲 詩:ファーディナンド・グレゴロビウス
トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌 op.6
- かわいいつばめ
- 月は悲しそうに昇ってきた
- 小さな窓よ、おまえは夜閉じている
- わたしは夜歩く
- 青い小さな星
- わたしは手紙を書いた
■シューベルト作曲 詩:ヴィルヘルム・ミュラー&ヴィルヘルミーネ・フォン・シェジー
岩上の羊飼い
私にとって、今回初めて歌曲だけのリサイタル=Liederabend(リーダーアーベント)だったので、それぞれの歌曲が持つキャラクターの表現、詩の解釈、ピアニストとの掛け合い、集中力、その他色々、新しい発見・経験が出来ました。
この歌曲リサイタルで歌った21曲のうち、日本語の歌曲3曲とドヴォルジャークの「愛の歌」4曲はチェコ語で歌いましたが、それ以外は全てドイツ語。特に、クシェーネクとリヒャルト・シュトラウスの歌曲のテキストは、ドイツ人でも難解なテキストなので、ドイツ語が母国語でない私がこれらの詩を理解し表現していくことは、大変な作業でしたが、とても充実した勉強が出来ました。
