先週、日本からベルリンに帰ってきて、その3日後には12月のクリスマスコンサートのオーケストラとの合わせがあり、時差ぼけで大変でしたがそんなことは言ってられず、日曜日にはベルリンの教会、そして一昨日(月曜日)はベルリンのジャンダルマン広場にあるコンツェルトハウス・ベルリンでのコンサートでした。
▼コンサート直前のホールでのオケ合わせ

今回、私が歌ったのは、この4曲。
フンパーディンク作曲 "ヘンゼルとグレーテル"より
- 眠りの精(Sandmännchen)のアリア
- ヘンゼルとグレーテルの2重唱
プッチーニ作曲:オペラ"ラ・ボエーム"より ムゼッタのアリア
- "私が街を歩けば"
ロッシーニ作曲:オペラ"セビリアの理髪師”より ロジーナのアリア
- "今の歌声は”
▼コンサート

とても響きのよい、広くて素敵なホールで、思いっきり歌えました。
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さて、一ヶ月に及ぶ日本滞在でしたが、あっという間の一ヶ月でした。
インフルエンザが大流行しており、健康・体調管理にはとても気を使いましたが、無事に元気で歌えたことがなによりでした。
しかし、相変わらずハプニングは起こるもので、昨年4月に日本に飛ぶ

際、こんなトラブル
<2008年 久々の日本滞在日記①> が、あったにもかかわらず、ヘルシンキから日本まで9時間半という、他の航空会社よりも3時間短い飛行時間に惹かれて、今回も利用してしまったフィンランド航空。
11月2日、ベルリンからヘルシンキに飛び、ヘルシンキで大阪行きに乗り換えようとしたら・・・・
まさかの大阪行きキャンセル。




フィンエア二度目の利用で2度とも同じ大阪行きがキャンセルになるなんて、ありえない!!!!
悪い冗談かと思いましたが、やっぱりハッキリとキャンセルと出ている・・・
手続きカウンターで、他の便に振り替えてもらえるように頼んでも、無理の一点張り。
結局、ヘルシンキで一泊する羽目に。
そんな中、私たちと同じく大阪行きの便に乗る予定だった日本人のご夫婦=Mさんと、変更手続きカウンターで知り合いになり、翌日の飛行機の搭乗手続きを済ませ、ベルリンで預けたトランクを再び取ってから、フィンランド航空が用意したホテルに空港からバスで一緒に移動しました。
ホテルに着き、荷物を置いてとりあえず水などを買いに行こうと思い、ホテルの近くにあるという大型ショッピングセンター=『ジャンボ』へ。
ホテルの人に、ホテルからショッピングセンターまで歩いて10分と言われたのですが、その大型ショッピングセンター『ジャンボ』の前には巨大な高速道路があり、とても横断できる幅ではなく、結局ものすご~い遠回りして、極寒のヘルシンキを30分ほど歩き回り、地下道を見つけそこを通ってやっとの思いで『ジャンボ』に到着。
しかし、さすが『ジャンボ』という名前だけあって(謎)、広すぎでスーパーが見つからず。
それでもなんとかやっとスーパーを見つけて、水などを購入。
すると、なんとMさんご夫婦と遭遇。
4人で道を迷いつつもなんとかホテルに帰還。
夕食をMさんご夫婦とご一緒し、Mさんご夫婦のこれまでの旅の話などを聞き、楽しいひと時を過ごしました。
翌朝、朝食を再びMさんご夫婦とご一緒し、その後体力温存のためにホテルで昼寝。
午後、ホテルからMさんたちとトランクを持って空港に向かい、空港でMさんご夫婦とお別れし、夕方5時の大阪行き

でやっと日本へ!
なんと、ここで嬉しい誤算で、席がビジネスクラス

に変更されてました。
でも、結局9時間半のフライトなので、機内の夕食が済むとあまり休む間もなくすぐに朝食となり、関空に着きました。なのであまりビジネスクラスを満喫できず

日本でのコンサート直前にヘルシンキで一泊足止めを食らったのは痛手でしたが、素敵なMさんご夫婦との出会いは、これまた嬉しい誤算でした

つづく・・・・