このたびの東北地方太平洋沖地震 におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++今年の一月、電話ばかりで長い間会ってなかった私の大親友=カトリンのいるミュンヘンに、三月下旬の一週間ほど遊びに行く計画を立てていました。
しかし、3月11日に大震災が起こり、自分自身はもちろん、家族や友人・親戚で震災に遭った人は幸いにもいなかったのですが、こんな遠く離れたドイツに住んでいても、インターネットで震災の情報は、自分が日本にいるのではないかと錯覚するぐらいすぐに入ってくるので、不安で毎日何も手につかず、かといって何をすればいいのかもわからず、毎日悶々と暮らしていました。

なので、今回はやはりミュンヘンに行くのはやめようと思い、断りの電話をしたら、なんとなく話の流れで、彼女が声楽を教えている教会の音楽学校で、日曜日の礼拝の後に2人でミニコンサートをさせてもらって、日本へ送る義援金集めが出来ないかという話になりました。
その電話の翌日、再びカトリンから電話があり、彼女が声楽を教えている教会は郊外で人が集まりにくいので、別の教会を探したら、ミュンヘンの中心街にある教会でBenefizkonzert=チャリティーコンサートをさせてもらえることになり、更にそこのオルガニストも一緒に演奏してくれるとのこと。やっぱりミュンヘンに行くことにしました。
また、カトリンの友人チェリスト=アンドレアス、オルガニストの友人フルーティスト=バーバラ、そして日本人ピアニストでミュンヘン在住の日沙子さんもコンサートで演奏してくれることになり、コンサートの規模も大きくなり、更にカトリンの旦那様=シュテファンがコンサートのチラシ・ポスターを作成してくれ、新聞やネット、またビラ配りなどしてくれたおかげで、チャリティーコンサート計画から一週間という短期間にもかかわらず、200人以上のお客様がコンサートに来て下さり、義援金もびっくりするくらい集まり、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

集まった義援金は、私たちがチャリティーコンサートをさせていただいたミュンヘンのKreuzkircheが所属するドイツ教会組合から日本教会組合に送られるそうです。