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ソプラノ 川島幸子

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2010/02/13//Sat * 15:58
音楽留学回想記 No.22(最終回) Diplomkonzert 卒業試験コンサート

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


22.(最終回) Diplomkonzert 卒業試験コンサート
2005年 2月


ワイマール音大の声楽科1年からスタートした私のドイツ・音楽留学。

2年間のGrundstudium(基礎課程)を終え、Vordiplom(進級試験)を無事合格し、Hauptstudium(専門課程)のGesang/Musiktheater(オペラコース)に進み、4年間(8ゼメスター)の間にさまざまな科目の試験を受け、単位を取得し、ついにDiplomkonzert(卒業試験コンサート)をやるときが来た。

このDiplomkonzertでは、自分で学校のホールを予約し、その日に声楽科の先生たちを招待し(一般のお客様も来ます)、リサイタルを開催します。
また、Diplomkonzertのプログラムは、歌曲12曲(4曲は現代曲)、アリア6曲(1曲は現代曲)、計18曲を一晩のリサイタルで歌わなければなりません。
とにかく体力勝負!

それにリサイタルといっても、リサイタル形式の卒業試験なので点数も出ますし、その点数によって大学院に進学できるかも決まってしまうわけで、普段のコンサートよりもはるかに緊張してしまうわけです。

悩みに悩んで組んだプログラムはこちら♪

中田 喜直作曲
- さくら横丁

武満 徹作曲
- 小さな空

ドヴォルジャーク作曲  歌曲集 愛の歌 作品83 より
- 私たちの愛に
- とある家をめぐって歩く

シューベルト作曲 ミニヨンの歌 より
- 語れとは言わないで

A.ライマン作曲(*1936) 歌曲集 子供の歌 より
- お父さん、どこ?
- りんごをください
- 人差し指は・・・
- おねむりなさい

リヒャルト・シュトラウス作曲
- なにも
- 万霊節
- チェチーリエ

J.S.バッハ作曲 カンタータ “わがこころは主をあがめ” より 
- アリア “うめき、涙、悲しみ、苦悩 ”

ヘンデル作曲“リナルド” より 
- アルミレーナのアリア “泣かせてください”

ヴェルディ作曲“リゴレット”より 
- ジルダのアリア “慕わしい人の名は”

プッチーニ作曲 “ラ・ボエーム”より 
- ムゼッタのアリア “私が街をあるくと”

F.ゴルドマン作曲 ハイナー・ミューラーのテキストによる
- モノローグオペラ “心のかけら”

リヒャルト・シュトラウス作曲“ナクソス島のアリアドネ”より
- ツェルビネッタのアリア “偉大なる女王さま”

ピアノ:川島 基


このDiplomkonzertのためにインターネットでオーダードレスを注文し、気合十分。
そして準備も練習もばっちりやった(つもり)にもかかわらず、前日の夜は頭の中で歌う曲の歌詞がぐるぐるまわってまったく眠れず。

歌う直前の緊張は、モスクワでのチャイコフスキーコンクールの1次予選以来の緊張で、足がガクガク震えだし・・・・

それでも舞台に出ると、なんとか足の震えはおさまり、1曲目が始まると自然と演奏に集中していきました。

前半の歌曲12曲が終わり、休憩を挟んでアリア6曲に突入。

そしてついにDiplomkonzert最後の曲=リヒャルト・シュトラウスのオペラ『ナクソス島のアリアドネ』からツェルビネッタのアリア!
一番思い入れのある、また難曲中の難曲といわれるこのアリアは12分もかかる大曲で、「歌曲12曲とアリアを5曲歌った後で歌うのは無謀だ!」と先生に猛反対されたけど、どうしても歌いたくて、先生の反対を押し切ってプログラムに組んだので自業自得だけれど、本当に大変だった(汗)!!!
それでも最後まで歌いきったときには、一瞬倒れそうになったが、達成感と感動で涙が出そうになった。

▼Diplomkonzert直前のリハーサル
diplomkonzert1

▼コンサート中・・・
diplomkonzert2

▼コンサート終了後、恩師Freiberger先生と
diplomkonzert3


こうして6年にも及ぶStudiumの課程を全てやり遂げ、このDiplomkonzert(卒業試験コンサート)の結果、大学院に進むことが出来た。

また、この1年後にはKonzertexamen(国家演奏家資格)課程への入試を受け、Konzertexamen課程に進んだ。

そして3回のコンサート試験に合格!
1回目
2007年12月にイェナフィルと歌ったリヒャルト・シュトラウス作曲、ブレンターノの詩による6つの歌

2回目
2008年5月のArienabend(オペラアリアの夕べ)

3回目
2008年6月のLiederabend(歌曲の夕べ)

ついに、2008年7月、ドイツ国家演奏家資格を取得し全課程を修了、卒業となった。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長い期間かかってしまいましたが、これで私の音楽留学回想記の最終回としたいと思います。お付き合いくださりありがとうございました♪

2005年4月以降の音楽日記は、このブログのカテゴリ◆歌いました(オペラ・コンサートの記録)に記録してあります。



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