FC2ブログ

プロフィール

ソプラノ 川島幸子

Author:ソプラノ 川島幸子

HOME

PROFILE

REPERTOIRE

SCHEDULE

DIARY(blog)

CD

AUDIO

PRESSE

GALLERY

LESSON / CONTACT
                LINKS

DEUTSCH



カテゴリ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

リンク
QRコード
QRコード

2008/02/03//Sun * 00:00
音楽留学回想記 No.7 Vordiplom(進級試験)

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


7.Vordiplom(進級試験)
2000年7月


ドイツの音大は、1年に冬学期(10月から3月)と夏学期(4月から7月)の2学期制です。
そして2年間の基礎課程の最後にVordiplomという進級試験があります。
ワイマール音大の声楽科は、このVordiplom(進級試験)の点数によって、3年生から3つのコースに分かれます。

-オペラコース(4年間)
-リート・オラトリオコース(4年間)
-合唱コース(2年間)

ほとんどの声楽科の学生は、オペラコースを希望します。
しかし試験の点数が足りないと、希望がかなわないこともあるし、合唱コースに進まなければならなくなることもあったり、また、この進級試験に2度不合格になると退学になります。

声楽科2年の学期末、いよいよVordiplom(進級試験)が始まりました。
試験の内容は次の通り

●声楽実技(20分以上のプログラム)
-アリア2曲(うち1曲はオラトリオなどから選択)
-歌曲3、4曲

アリアは私の先生がチェコ人なのでドヴォルジャークのルサルカのアリアをチェコ語で歌い、もう1曲は5月に歌ったオネゲルのオラトリオ「ダビデ王」からソプラノのアリア。
歌曲はヴォルフの“ミニヨンの歌”を2曲とシューマンの“愛の歌”、あと日本歌曲で“この道”を歌ったと思います・・・・


●オペラのワンシーン(演技つき)

プッチーニの「ラ・ボエーム」のミミのアリアとミミとロドルフォの2重唱をテノールの先輩と歌う予定でしたが、試験当日、彼のお父様がお亡くなりになりとても歌える状態ではないのでという電話があり、結局テノールの代役は見つからず、同級生のバス歌手にミミのアリアのときのロドルフォ役を演じてもらい、ついでに「Si」だけ歌ってもらって(笑)ロドルフォのアリアと2重唱はカットで試験を受けることに・・・・。
かなり素敵な演出で前日の通しのProbeもうまくいっていたので演出の先生もとても残念がっていました。
ロドルフォのアリアも2重唱もなく、ミミのアリアだけになってしまったので、あっという間に終わってしまって、私としてもかなりさびしぃ~感じでした。


●詩の朗読

ゲーテの「ヴィルヘルムマイスター」からミニヨンの歌など2つ朗読しました。
ドイツ語の発音は勿論、表情や表現、言葉の抑揚など私にとって大変な試験でした。


●イタリア語試験

イタリア語の試験をドイツ語で受けるという、これまた私にとって困難極まりない試験でした。
筆記はノックアウト状態でしたが、なぜかイタリア語の発音試験だけはイタリア人の先生にえらく褒められてびっくりしました。


●合唱の試験

初見視唱のみ。
あとは、普段の出席率で合否が決まるので楽勝でした。
話はそれますが、日本で音大受験のときに必ずやらなければならない「コールユーブンゲン」ですが、ドイツに来るまでずっと私は「コールユー ブンゲン」だと思ってました・・・・・。
この合唱の授業のときに使っていたのがまさに「コール(Chor=合唱) ユーブンゲン(Uebungen=練習)」で、このとき初めて「コールユー ブンゲン」ではなく「コーア ユーブンゲン」だったんだぁと知りました。


●フェンシング

普段の授業に出席さえしていればいいのですが2年生からは、やたら気合の入った先生で、いつも授業のあとはすごい筋肉痛でした・・・・


●ダンス

2年生全員(10名)で、創作ダンス。
私の足だけ上がりきっていませんでした。


(この他にも、音楽学、音楽史、聴音、楽典などの試験もあったのですが、私は日本でピアノ科を卒業しているので、そういった単位は日本の音大でとった単位と振り替えしてもらえたので本当にラッキーでした)


1週間に及ぶ大変な試験でしたが、無事すべて合格し、希望通りオペラ科に進むことが出来ました。
しかし、また4年後にはもっと大変なDiplom試験(卒業試験)が待っています。この話はまたの機会に。



Comments on this preview     









ブログ管理人にのみ表示を許可する

[TOP]
copyright (C) 2006 SACHIKO KAWASHIMA all rights reserved. [ template by *mami ]
//