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ソプラノ 川島幸子

Author:ソプラノ 川島幸子

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2007/11/19//Mon * 00:00
音楽留学回想記 Nr.6 初めてのオーケストラとの共演 後編

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート


6.初めてのオーケストラとの共演 後編
2000年 5月


このコンサートは2公演あって、ワイマールで有名な観光名所ヘルダー教会と、ワイマール近郊の教会。
私と声楽科6年生のSは、1公演ずつソプラノのソリストとして歌うことになっていて、Sはワイマールのヘルダー教会でのコンサートに出たいと言っていて、私はオーケストラと歌えるということが嬉しかったのでどちらでもよかったのですが、そりゃ私だって、ワイマールでのコンサートで歌えれば、オットも聴きに来れるし、友達も招待できるし、いいなぁって思っていました。
でも決めるのは指揮者。
そして嬉しいことに、ヘルダー教会で歌わせてもらえることになりました。


コンサート3日前、オーケストラとの初合わせの日。
他のソリストが順番に自分のアリアやソロのオケ合わせをし、ようやく私のアリアの番がまわってきました!
「わぁ~い。初めてオーケストラと歌える♪」と胸を弾ませていた私。

が、しかしもう一人のソプラノのソリストSが

S:「私が先に歌うわ!」

そしてSが歌いだし、何度か歌いなおしたり、オケとのバランスとかいろいろやって、ようやくソプラノのアリア終了。

って、終了ってどういうこと?

指揮者:「はい、次のアリア!」

私:「え~、私のオケ合わせは?」

S:「さちこは昨日のピアノでの指揮者合わせのときうまく歌えてたから、今日は歌わなくていいわよ。」

私:「そっ、そんなぁ・・・・(涙)」

この後の、ソプラノソロの部分もデュエットも全部、Sが歌い、私は結局この日はオケと歌えなかったのでした。

オケ合わせの後に、問題のアカペラの合唱曲の練習となり、指揮者がオンサで「A=ラ」の音をとり、いざアカペラ合唱開始。
でも、だんだん音が微妙に下がってきて、ついにソプラノソロが出てくるころには、合唱は完全に半音さがっていました。
つまり私は急遽、その場で楽譜に書いてある音より半音低く歌わなければならなくなったわけです。
絶対音感(私の場合は大体音感ですけど)があるばっかりに、合唱のみんなのようになんの違和感もなく半音下がってもずっと平気で楽譜をみて歌い続けることは非常に困難で、まるでハ音記号の楽譜を見て歌っているかのようで、冷や汗ものでした。
結局最後まで指揮者も誰も音が完全に半音下がって歌ってたってことに気がつかず・・・
でもみんながキレイに下がって歌っていたので、絶対音感なんてなければまったく違和感なく歌えたはずです。

このころから、声楽家に絶対音感は必要ない、邪魔になると思い始めました。
(この話はまた今度・・・・)


コンサート2日前。今日こそはオーケストラと歌いたいよぉ~とSにも言ったのですが、やっぱり今日もSが「かなり不安だから、今日も私が先に歌わせて!」と、強引。
結局Sがオケと歌いだし、私はまた歌えず・・・・。
でもこれじゃイカン!と思った私は指揮者に私の合わせもしてもらえるように直談判。
そしてやっと念願の初オーケストラ合わせ。
感動っ!
オーケストラの音に包まれて幸せでした。


コンサート前日、ヘルダー教会で本番どおりの通し練習。
初めて教会で歌って、すばらしい響きに感動!!
自分がうまくなった錯覚に陥りました。


ついにコンサート当日。
午前中にヘルダー教会で最後の合わせ。
開演1時間半前に教会に行き、せっかくなので教会内を見学。
それから案内された控え室へ。なんと司教さんのお部屋。
「こんな神様の前で着替えていいのかしら?」と意味不明なことに悩みつつ、この日の為にワイマールの隣町の州都エアフルトで買ったドレス(が、今はもう着れないこのドレス・・・)に着替えて、少し声だしをして、楽譜とにらめっこ。

いよいよ開演。最初は例のアカペラ曲、でもこの日は私が「ダビデ王」を歌う日だったので、Sがソロ部分を歌い、私は控え室で待機。
そして、オネゲルの「ダビデ王」。
他のソリストと一緒に教会の祭壇の前に設置された舞台へ。
一気に緊張し、足がガタガタ震えだして自分のアリアが来るまで心臓バクバク。
ついに、ソプラノのアリア! 立ち上がった瞬間、緊張がピークに達し、楽譜を持つ手がぶるぶるぶるっ。ヒールが高いからぐらぐらぐらっ。ほんとにひっくり返りそうになりましたが、なんとか踏ん張って・・・・。
アリアが始まって「わぁ、声が緊張してるぅ{/ase/}、どうしよぅ。あぁ、ちゃんと体使って歌わなきゃ!発音もしっかりと・・・・・。」など、頭の中で葛藤してる間にアリア終了。
次のソプラノのソロのときには、なんとか“ぶるぶる”&“どきどき”はおさまり、オーケストラを聞く余裕も少しでて、最後まで歌いきり、なんとか自分の役目を果たすことは出来ました。

初めてオーケストラと歌って、歌っている間ずっとオケに包まれ、響きの中で歌うという体験をさせてもらえたこのコンサート。オーケストラと歌うときの自分なりの課題も見つかり、本当にいい経験をさせてもらいました。
WEdavid
演奏後、花束をもらったときの写真
(写真をデジカメで撮ったので画像が悪いです、スミマセン)



追記
コンサートの後はもちろんビールで打ち上げしました(爆)
あのときオケにのってた、Sちゃん、Iくん、Sくん、みんなこのコンサートのこと覚えてるかなぁ。みんな元気かなぁ。


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