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ソプラノ 川島幸子

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2007/05/17//Thu * 15:33
音楽留学回想記 No.1 入試といえば・・・・

1.入試といえば・・・
2.1年生からのスタート
3.Überraschung!
4.波乱の予備進級試験
5.初めてのオーケストラとの共演 前編
6.初めてのオーケストラとの共演 後編
7.Vordiplom(進級試験)
8.白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス
9.Hauptstudium(専門課程)
10.突然の代役
11.ヴェルディ・ガラコンサート
12.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(1)
13.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(2)
14.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(3)
15.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(4)
16.第12回チャイコフスキー国際コンクール in モスクワ(最終回)
17.初リサイタル in レバノン 
18.バーンスタイン作曲 交響曲第3番『カディッシュ』
19.オペラで王様役に挑戦!
20.モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』
21.ベルリン・コーミッシェオーパーでのモノローグオペラ
22.(最終回)Diplomkonzert 卒業試験コンサート



今週の木曜日からワイマール音大では入試が始まるので、今週は火曜・水曜とレッスンにしてもらいました。

いままで、“思い出”というカテゴリーを設けていたにもかかわらず、一度も書いたことがなかったので(汗)、今回『入試』の思い出を書いてみることにしてみました。


1998年 春。
ちょうどこの時期にワイマール音大の入試のために渡独。
私にとってはじめての海外(初めての飛行機・・・・)でした。
ドイツ語も日本で3ヶ月間の初級の初級コースをやっただけで、まったくドイツ語がわからないままの渡独。

私は日本の音大でピアノ科を卒業していて、声楽科の単位というものを持っていなかったので、ワイマール音大の声楽科のどの学年から編入できるのか、また入試の内容はどうなるのか、何度も何度も郵便で日本からつたないドイツ語で手紙を送り(当時、メールがなかった)、確認したにもかかわらず、入試の2週間前にいきなり、私には編入試験を受験する資格がなく、更に私が入試のために準備してきた歌曲やアリアはほとんど使えないことが判明。

理由は私が日本でピアノ科卒だから。
って何度も手紙で「私は日本の音大でピアノ科を卒業しています!」って言ったじゃないかぁ!
そのことについて何度も確認したじゃないかぁ!!

結局、声楽科の1年生から始めなければならないので入試課題が私にとって絶体絶命な入試課題に・・・・・

①歌曲 1曲
②アリア 1曲
③ドイツの民謡 1曲 {なのに私は日本歌曲を歌った(爆)}

ここまでは自分が日本から用意してきた曲の中から選べばいいだけなので問題ないのですが・・・

④詩の朗読(もちろん暗記で)
⑤ドイツ語でお芝居(演技は自由)
ありえない!!!

④詩の朗読・・・ゲーテの『野ばら』を選びました
⑤ドイツ語でお芝居・・・これまたゲーテの『ファウスト』から“糸を紡ぐグレートヒェン”
(2つとも歌ったことがあるからなんとなく覚えやすいかなぁと思っただけなんですけどね)

ドイツ語も出来ないのにドイツ語の詩の朗読にお芝居。
もぅ絶対無理だと思いました。
入試まで10日をきっていたし、泣く暇があったら覚えようと思って必死で暗記し、グレートヒェンのモノローグに意味不明な演技もつけて・・・・
あっという間に入試当日。

ドイツの音大は日本の音大と違って少人数制なので、多くても一つの学年に10人くらい。なのにこの時の声楽科の入試の応募は200人!
これまた絶体絶命!
(って、入試は何日にも分けて行っていたので、そんなに受験者が多いとは知らなかったのですが)

手続きを済ませ、ホールへ。
名前だけしか言えず(恥)、とりあえずアリア・歌曲を歌い、審査員の指示を待ち・・・・・

審査員:「次は、グレートヒェンのモノローグやってください」
私:「げぇ~~~~~、詩の朗読じゃないの???(心の叫び)」
うわさでは、詩の朗読しかさせられないって聞いていたので、いきなりグレートヒェンを指定され、頭の中パニック!!!

おもむろに会場にあったイスをホールの壁際まで引きずってもって行き(芝居の小道具として使った)、顔面蒼白で演技開始・・・・

『まいねぇ るぅ~~ いすと ひぃ~~ん・・・・・・以下省略。』


私の真剣な演技と絶対通じていなかったであろうドイツ語のテキストに、笑っちゃいけないと抑えつつも我慢しきれなくなった審査員の先生方が次々と肩を震わせ、グレートヒェンの内容と私の迫真の演技(謎)とはウラハラに、先生方みんな笑い転げてしまったのでした。
(ついでに、私のオットも一緒になって笑っていた・・・・・)


そして、一度ホールを出て2分後、再びホールに呼ばれ
『オメデトウゴザイマス!!』
と、片言の日本語で合格を言い渡されたのでした。

そして奇跡的に、ワイマール音大の声楽科1年生となりました。
でもまさか、声楽科の学部が6年間もあるなんて知る由もなかったのでしたぁ。

また、この続きは、『思い出』にて綴っていきたいと思います(笑)。



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