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ソプラノ 川島幸子

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2006/02/17//Fri * 19:57
Konzertexamen課程の入試

昨年2月にワイマール音大オペラ科の卒業試験コンサート(Diplomkonzert)をし、試験の結果、大学院(研究科?)に進むことが出来たのですが、更にその上の課程であるKonzertexamen(国家演奏家資格)課程に進みたかったので、今回その為の入試を受けました。

このKonzertexamen課程の入試は、大学の内部生も外部からの受験者とともに、入試を受けなければならず、歌曲12曲、アリア6曲、計60分以上のプログラムを用意して、1次試験ではそのプログラムから当日何曲か指定され、20分ほど歌います。1次に受かれば翌日の2次に進み、1次試験は声楽科の教授が試験官ですが、2次は音大全ての専攻の教授が集まり、試験官となります。そして、2次では当日指定された曲を40分ほど演奏します。

前置きが長くなりましたが・・・・。

とにかくこの大変な入試を控えていたにもかかわらず、今月はコンサートが多く、更に最悪なことに風邪をひいてしまい、それにこの風邪(咳+鼻水+タン)が予想以上に長引いてしまって、体力的にも精神的にかなり参ってしまっていました。

なんとか2月11日のコンサートは歌えましたが、アリア2曲だったし、前半・後半に1曲ずつ歌ったのでなんとか咳も出ず、タンもからまずに歌いきることが出来ましたが、今回の入試はとにかく1次20分、2次40分と休みナシで歌い続けなければならず、それに入試用に用意した私のプログラム(歌曲12曲・アリア6曲)は、とくにアリアは大きな曲ばっかり入れてしまったので、普段の元気な時でも大変なのに・・・・・。

直前の木曜日まで、練習で歌っても1曲歌うとすぐにタンが絡みだし、声がかすれ、まったく歌えない状況、夜中は緊張と咳で眠れず。
ものすごく悩み落ち込み凹み、泣けてくるし、それはそれは情けない状態でした。


そんな中、オットが咳が取れる方法はないかとインターネットで検索してみると「鼻うがい」が効果があるということで、やってみることに。
すでに病院にも何度も行ったし、いろんな薬や健康茶や全て試してきてどれも効かなかったので、もうやけっぱち!でした・・・・。

初めて「鼻うがい」にチャレンジ。
うまく水が鼻を抜けて通らないと、ほんとに痛いです
でも、なんとか「鼻うがい」完了。
これが、びっくりするくらいいろんなものが鼻から・・・・。(すみません、汚い話で)
そして、あんなにつまっていた鼻が、スッキリ!

そしてもうひとつ、中国の蜂蜜。これをお湯で割って飲んだのですが、ノドがなめらか~になり、タンが格段に減り・・・・。不思議。
今までこの蜂蜜は風邪のひきはじめにしか効かないって聞いていたので、ずっと飲んでなかったのですが、これにはびっくり。

2月17日(金)

それでも不安だらけで殆ど眠れず、しかし朝5時半起床。
7時のICE(ドイツの新幹線)でワイマールへ。
荷物をいつものようにワイマールでお世話になっているHさん宅に置いて、午後バスで声楽科の校舎へ。

緊張で心臓が壊れそうでしたが、落ち着くためにもう一度中国の蜂蜜のお湯割りを飲み、声出しをはじめました。
奇跡的に、昨日の夜から咳がほとんど出なくなり、タンも少なくなってきていて、鼻水は完全になくなり、忙しい中、伴奏に来てくれたオットに励まされ、そして活を入れてもらい、いよいよ1次試験。
指定されたのは、よりによってコンスタンツェのアリア(10分)とツェルビネッタのアリア(12分)、ライマンの歌曲4曲(7分)。
「あぁぁ、なんでこんな大きなアリアばっかりなの~~」と、泣きそうになりましたが、とにかく疲れないうちに、タンが絡まないうちにアリアを歌ってしまおうと思い、歌い始めました。
体を使って、とにかく音楽に集中して歌いました。

無事アリア2曲を歌いきり、歌曲を歌おうとしたら、審査員の先生から「アリアだけで20分以上かかったので、これで十分です。」と言われ、終了。

結果=1次通過

あぁ、よかったぁ。
しかし、明日はもっと長丁場。とにかくよく休んで明日に挑まねばと思い、中華料理屋に行き、お肉を食べました。

そのあと音大の本校舎へ、明日の歌う時間を確認しに行ったのですが、まだ張り出されていないとのこと。
結局そこで30分以上待ってやっと確認し、Hさん宅に帰宅。
もちろん、「鼻うがい」をして、早めに寝ようと10時にはベットへ。
しかし・・・・・。
緊張と不安で夜中2時まで眠れず。そのあとも眠りが浅くて・・・・。
咳が出るたびに、びくびくし・・・・。



2月18日(土)
明け方、やっと少しまともに眠れたので、遅めの起床。
朝ごはんを食べて、2次試験の行われる音大の本校舎へ。

早めに控え室に入り、ゆっくり声出しをはじめました。昨日よりも咳もタンも更に減り、少し安心。

今日の2次試験は音大の本校舎にあるホール。
いざ、試験開始。
試験管の先生の一人が、何を歌うのか指定してきました。

-コンスタンツェのアリア(モーツァルト)“どんな拷問が待ち受けていようと”
-ジルダのアリア(ヴェルディ)“麗しい人の名は”
-アンのアリア(ストラヴィンスキー)“トムからは何も…あの人のところへ 行きましょう
-小さな空(武満徹)
-愛の歌(ドヴォルジャーク)
-なにも(R.シュトラウス)

またまた、大きなアリアばっかり指定されました。アリアだけですでに30分かかるじゃないですかぁ・・・・。
これを一気に歌いきるのは、元気な時でも大変なのに・・・・。

がしかし、もう泣き言言っている時間などなく。

モーツァルトから歌い始めました。
そして幸い、咳も出ず(気合でしょうか?)、タンも殆どからまず、オットの絶大なサポート(ピアノ)のおかげでなんとか全てを歌いきることができました。
あまりにも集中して必死だったので、あっという間でした。


結果=祝合格


今まで、風邪や病気でこんなに大変だったことが幸いにもなかったので、今回は本当に健康がいかに大事か、歌手にとって健康管理がどれだけ重要か、身にしみてわかりました。
精神的にも肉体的にも健康で元気で歌えることがどれだけありがたいことなのか、どれだけ大切なことなのか、やっとわかった気がします。


ここで一息入れたかったのですが、今月はまだもうひとつ、大きな本番が残っています。
2月23日にモーツァルト 生誕250年記念コンサートがドイツのGothaというまちであるので、まだまだ気が抜けません。
頑張らなきゃ!



●追記●
オットには本当に迷惑かけっぱなしでした。
病気の看病、毎日早く元気になるようにとおいしい食事を作ってくれて、オット自身来月のリサイタルやコンサートの準備で忙しいのに、私の試験のための曲(歌曲12曲・アリア6曲、それも難しいやっかいな曲ばかり)の伴奏を準備してくれて、試験では素晴らしい演奏で私を助けてくれました。ありがとう。感謝!!!



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